宮古市からの回答【おむつ定期便制度の実施について】

 2023年12月9日に提言した内容について、宮古市から回答が届きましたので報告します。

・回答内容
 「おむつ定期便制度」につきまして、経済的支援と育児の相談を併せて行う子育て支援の取り組みで、各地の自治体で行われています。
 ご提言いただきました「おむつ定期便」が目指す事業効果につきましては、本市といたしましても大変重要であると考えており、現在「おむつ定期便」とは違った形で取り組みを進めています。
 本市独自の事業として、在宅子育て支援金を給付しています。これは、保育施設などを利用せずに3歳未満のお子さんを養育している方に対して、お子さん一人当たり月額1万5千円を給付するもので、子育て世帯の経済的な負担の軽減を図っています。
 子育て中のご家庭の見守りにつきましては、助産師や保健師などの専門職が概ね生後2ヶ月頃まで、すべてのご家庭に訪問しています。訪問後も、対象者の状態に合わせて、電話や訪問、窓口での相談等による継続的な支援を行っており、孤立や不安の解消に努めています。また、ホームスタート事業として、研修を受けた訪問ボランティアが子育てに不安や悩みを抱えている方のご家庭を訪問し、子育て相談や親子の外出に同行するなどの支援を行っています。
 そのほか、地域の民生委員や児童委員の方々にも見守りをしていただいており、児童虐待の防止や早期発見につながっているものと考えています。
 生後1ヶ月から始まる乳児健康診査では、委託先の医療機関において、乳幼児の健康状態の把握のほか、保護者の養育面や精神面についても確認の上、情報提供を頂いています。
 これらの取り組みから、虐待の疑いや可能性などが懸念されるご家庭に対しては、児童相談所や医療機関等と連携して対応しています。
 親子同士の交流や育児相談の場として、子育て支援センターや市内3箇所に「つどいの広場」を設置しています。こどもを遊ばせながら、保育士に子育ての相談をしたり、親同士が育児情報を交換したりすることができます。
 本市では、こうした事業を展開し、子どもたちが健やかに成長でき、地域の人々に見守られながら、親が安心して子供を産み育てられるまちを目指していきます!
 今後も、子育て世帯のニーズの把握を努めるとともに、おむつ定期便制度等の先進自治体が行う優れた取り組みも引き続き研究し、本市にあった方法を取り入れながら、子育て支援の取り組みを進めてまいります。



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