タレントたちは全員平等

先程、このような報道が出ました。

この報道について、今思っていることをまとめたいと思います。またオタクの戯言を書いただけですので、適当に受け流していただければ…。

ヒロムは悪なのか?悪役なのか?

まず疑問だったのは、このタイミングで報道されたことです。「このタイミングで報道されたということは、ヒロムが圧力をかけていたんだ!」と短絡的に考える人も多いでしょう。

でも、過去の各種インタビューを見る限り、“新しい地図”の3人に圧力をかけることはヒロムの意向ではありません。ジャニオタの中でも、「メリー喜多川氏/藤島ジュリー氏が原因である」という説や「新しい地図の飯島三智氏がそのように誘導した」と見る説が有力なんじゃないかな…と自分は思っています。

▲3人の退所発表時にヒロムは「親としては子供が成長していくのが一番うれしい。僕は応援しますよ、今までと同じように」と述べています

▲ヒロムは、爆笑問題に対し、公式の場ではないのにもかかわらず「あの3人もよろしく」と声をかけています

▲新しい地図の稲垣吾郎氏も、「会社があって、ジャニー(喜多川)さんがいらっしゃって、そこから生まれたわれわれなので。生んでくれたことへの感謝の気持ちはずっと変わらないですね。」と、ヒロムへの感謝の意を表明しています

▲メリー喜多川氏は2015年1月の週刊文春のインタビューでSMAPおよびマネージャーだった飯島三智氏に対し批判的な発言をしています

▲一方、飯島三智氏と週刊文春の距離が近いことも指摘されています

このタイミングで報道された背景を考えるとすれば、「もう少し前から報道できたもののヒロムの容態が不安定だった関係で報道が難しかった」ことや「そもそもヒロムの名を利用して圧力をかけていた人間が存在した」ことがあげられます。

そもそも、ヒロムは、経営にかかわらず、プロデューサーとしての役割を全うしてきました。

▲「経営面では藤島ジュリーが日々精進しておりますので、私は一途にプロデユーサーとしての位置をKeep」と記載されています

ジャニーズJr.の舞台やコンサートの演出で忙しいヒロムが(誰かを経由していたとしても)民放に圧力をかけるなど、現実的ではありません。「とりあえずヒロムを叩いとけば良い」みたいな、そんな風潮を感じます。

別の面で黒い部分を抱えていたことも指摘されているヒロムを事務所経営者としても悪役に仕立て上げることで事務所の風潮を改善できるなら、それはそれで〈正しい〉選択なのかもしれません。でも、ヒロムのエンタメに救われた人間としてはどうしても見過ごせません。

“圧力”

僕自身としては、ここまで書いてきたように、「圧力はヒロムの責任ではない」と思っています。

圧力自体についても、一昔前ならまだしも近年のジャニーズ事務所にはそんな力はないと思っており、「民放の忖度に過ぎない」というスタンスを取ってきました。「ぷっすま」や「おじゃMAP!!」等が終了したのは、ジャニーズ事務所所属じゃなくなって忖度が不要になったため、視聴率の低迷で打ち切られたんだと考えていました。

また、実際今回の調査では違反行為は認定されていません。

▲「公取委が聞き取り調査などを実施。その結果、違反行為は認定できなかったという。ただ、こうした行為があれば独禁法に触れるおそれがあると公取委は判断。ジャニーズ事務所に対し、未然防止のための注意を行ったという」と記載

とはいえ、確かに過去を振り返ると、「SmaSTATION!!」の終了とか、これは圧力なのかなぁ…というような出来事も確かにありました。でも、「自分を救ってくれた事務所を信じていたい」というただそれだけの理由でジャニーズ事務所を信じ続けてきました。冗談ではなく、本当にジャニーズ事務所がなければ僕は今学校に通えていないし、そもそも生きているかも怪しいような感じです(でした)。だからこそ、こういう報道が出てしまったこと、そして「本当では?」などと事務所を疑う自分がどこかに存在していることが、かなり辛いです。

努力が否定される

そして、こういった報道が出ることを通じて僕が一番恐れているのは、ジャニーズ事務所に所属していることを理由にして、自分が応援している人たちの努力が否定されてしまうことです。圧力が勝手に既成事実になり、「忖度でのし上がった」などと言われ、どれだけ死ぬ気で努力しても所属を理由にそれが認められない……そんな狂った世間になってほしくないと、そのように思っています。

最後に

何はともあれ、これを機に、ヒロムが生前遺したこの言葉が何の歪みもなく実現されると良いなぁ…………。

これまで私はタレントを生み育てた親(プロデューサー)として、タレント達はどのような場所でどの様な立場であろうと私の大切な子供達であると話して参りましたが、この気持ちに変わりはありません。私のもとで成長しましたタレントたちは全員平等です。彼らが私の創作活動を通じて何かを得て、今後の芸能の発展に貢献してくれれば、これほど嬉しいことはありません。あらゆる分野に活躍の場を広げているタレント達が私の後継者として皆様に夢をお届けし、彼らの活動によって喜んで頂ける方達がいらっしゃることが私にとって最大の喜びです。

どうか、「SMAPは不仲で“解散”した」というイメージがなくなりますように。どうか、この報道の影響で「ジャニーズ事務所と新しい地図が対立関係にある」という構図が作られて共演が遠のくことがありませんように。

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