雑記:誤認の文学

アイドルは誤認の文学なので、「君たち」を「You」と歌って「君」の意味でとれるようにするわけで、それと同じように「いま君が夢に見てる将来(みらい)のその隣で僕が君を守る」って歌詞に代表されるキンプリのスタンスは岩橋に対するものと受け取れるようにしてある、ということなんだと認識してる。

実際には新しい時代の王子像を提示してるわけなんだけど、そういう感じで「そう見える」ものが増えてきたらアイドルとしては成功ですよ。

リア恋を許すことなんて全く言ってないのにリア恋を許すように聴こえるようにするのがアイドルで、その点でカバー範囲が広いというか、解釈において何でも許される感はある。ただ突飛な解釈をしてそれが許されていたのに後から本当のことが示されたときのショックは相当デカいだろうけど。その意味でうやむやにしなきゃいけないことも多い。それがアイドル、というかそれをつくる制作者側の姿勢だろうね。

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