ニセ川くんと私


前々記事と前記事、一部で好評なようで嬉しいです。
特に前々記事はその週の「結婚」ジャンルで上位のスキ獲得だったとの通知がありました。(通知画面が消えた。スクショ撮っとけばよかった)

色々と、今聞いてるラジオの話とかマンガの感想とかを書いたりしたいのですが、
たぶん需要がないと思うので西川さん関連の昔話をひとつ。
結局、俺には西川さんしかないんですよ。

さて、本題です。
もう昔話になってしまいますが、私が大阪の大学に通っていたころの話です。

当時の私は大学の学部内ではほとんど友達がいない学生でした。

と言っても「ぼっち」というわけでもなく、
当時、SNSの走りだったmixiやA.B.S.FC(懐かしい!)を通じて出会った
西川さん繋がりの友人とばかり遊んでいたという変な理由もあります。

そんな学部内で、入学当初から一人だけ光って見える同期の男の子がいました。
半分金髪で半分黒髪、当時はブラックジャックヘアーなんて言われていましたが、西川さんが2004年くらいにしていた髪型です。
今でいうYouTuberのヒカルさんのような髪型。
そのビジュアルも相待って、私は彼のことを心のなかで「ニセ川くん」と呼ぶようになりました。

「いや、めちゃくちゃ西川さん意識してるやん!オレもファンだよ!仲良くしよう!」

…なんてことは言えるわけもなく、
また、髪型以外に決定的な証拠があるわけでもなく、
話すタイミングを掴めないまま2回生、3回生と学年を重ねていきます。
途中、たまたま入った餃子の王将でニセ川くんがバイトしていたこともありましたが、軽く会釈する程度。
あの派手な髪色に王将の白い制服、なかなかのインパクトです。

そんなある日、ライブ会場で彼を見かけます。(たしか転生降臨之章だったはず。)

「やっぱりそうじゃん!これから仲間だね!」

…なんて声を掛けられるはずもなく、
また、彼がこちらに気づいていないこともあり、
この日は私の中で疑惑が確信に変わっただけの出来事でした。

しかし、その年の年末、事態は大きく動きます。
T.M.R.YEAR COUNT DOWN PARTY '07-'08 LIVE REVOLUTION REMIX XI(コピペ引用)
東京国際フォーラムで行われたT.M.R初の年越しライブです。
深夜の国際フォーラムに向かう道中、会場前のオシャレなオブジェに腰掛けるニセ川くんと鉢合わせます。

「あっ…!」

明らかに目が合い、何か言いたそうな二人。
しかし、ここも咄嗟に目を逸らし、言葉を交わすことはありませんでした。
「良いお年を」くらい言えばいいのに。

その後、年が明けると4回生になり、
大学への出席回数も減っていきます。
相変わらずたまにライブ会場で見かけるくらいの関係が続いていきました。

そして卒業を控えた2008年の年末、
T.M.R.LIVE REVOLUTION'08 -Strikes Back VI-(コピペ引用)
心斎橋BIG STEPでの野郎ライブで事件は起こります。
今では考えられないような小さなキャパで、
男だらけの汁まみれ汗まみれで、
いつものように私は友人のMさんやMPくんたちと肩を組んで盛り上がります。
この日も最高なライブでした。
補足的に少しこの「野郎ライブ」について説明すると、
クリスマス近辺に男だけをライブハウスに集めて汁まみれ汗まみれにしてしまうという天国と地獄が隣り合わせの悪魔のライブのことです。(これについてもいつか書きたい!)

ゆえに、このライブは異常な一体感を生みます。
普段、気取ってライブ会場に女の子を連れてるような男ヲタも、
アニメからファンになった大人しそうな男ヲタも関係なく汁まみれ汗まみれ、
なんだったら他人のヒゲが当たってジョリジョリするような過酷な環境で暴れ回ります。

このライブ後、
退場中の逃げ場のない通路で、私と彼は再び鉢合わせました。

「あっ…!」
…一瞬の間

パチン!!

熱いハイタッチが交わされます。
4年越しのハイタッチ。
ここは山王戦の桜木と流川のハイタッチをイメージです。
あんな爽やかなものではないですが。なんせ汁まみれ汗まみれ。

私「ごめん!!〇〇君!ずっと気づいてたけど!!言い出せなくて!!今日も最高だった!!イエー!!」

言えた!!
ライブ後の勢い、学生最後のタイミングでついに仲間になれました。
まさにブザービーター
やっぱライブっていいなぁ


その日以来、連絡を取り合うようになり……
なんてことはありませんが、
この数年後に沖縄で行われた野郎ライブで久々に彼を見かけて話すことが出来ました。
また、次の野郎ライブで会えるのだろうか。

最後まで私がスティックのりだと明かすことはありませんでしたが(名乗って知らなかったら大恥だし)、
〇〇くん!もしこの記事を読んで心当たりがあれば連絡ください!


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