マガジンのカバー画像

雑感拾遺:“ただあること”を聴く

34
Ecrits divers : 日々の生活の折ふしに聞こえてくる“ただあることども”に耳を傾ける
運営しているクリエイター

#ゴジラ

【新刊案内】台本集『赤ずきんと死神』

筆者の作曲した歌劇(オペラ)等の台本について、このたび電子書籍の形で公開することと致しました。 ※なお本電子書籍は Kindle Unlimited に対応しております。 一人の少女の旅を描いたモノローグ・オペラ《赤ずきん》(2007) のほか、古典落語に題材を仰いだモノドラマ《死神》(2009) と《一眼国》(2013)、同じく古典落語を題材としたオペラ作品(〝ラクゴ・オペラティック〟と銘打たれておりますが)《なりひら・こぉど》(2013) と《鰍沢綺譚》(2013)

ゴジラとラヴェル、時々 私

映画『ゴジラ-1.0』が、アカデミー賞で日本の作品として初めて視覚効果賞を受賞したというニュース。 世代的には〝ゴジラ〟映画にリアルタイム(つまり映画館に足を運ん)で触れた最初の作品は『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966)だっただろうか。粗筋はもはや記憶の外ではあるものの、当時すでに子供の人気者(=人類の味方、というワケでもないが)であったゴジラにワクワクし、田圃で見慣れたザリガニが巨大化したようにしか見えないエビラにガッカリし、ワイドスクリーンで見るモスラの