みすゞの魂に寄せる憧憬
金子みすゞの詩による三つの童謡 (2004)2004年初春、金子みすゞの数ある詩作の中から、特に心に触れたものを3作選んで、あまり捻らず、素直な感興を平易なカダンスに乗せたメロディで付曲した。
とかく重量級の作品が歓迎される現代音楽の世界では〝正統なる歌曲〟の扱いを受ける事はないのだろうが、こういう作品があっても良いと思う。
第1曲〈花のたましひ〉-浄土に花綻ぶ詩人の魂
この詩で歌われる〝花〟の、ただただ周りに幸福感を与え続ける姿に、古の聖人たちの生きざまを見る事ができる