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雑感拾遺:“ただあること”を聴く

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Ecrits divers : 日々の生活の折ふしに聞こえてくる“ただあることども”に耳を傾ける
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#トラブル

【新刊案内】台本集『赤ずきんと死神』

筆者の作曲した歌劇(オペラ)等の台本について、このたび電子書籍の形で公開することと致しました。 ※なお本電子書籍は Kindle Unlimited に対応しております。 一人の少女の旅を描いたモノローグ・オペラ《赤ずきん》(2007) のほか、古典落語に題材を仰いだモノドラマ《死神》(2009) と《一眼国》(2013)、同じく古典落語を題材としたオペラ作品(〝ラクゴ・オペラティック〟と銘打たれておりますが)《なりひら・こぉど》(2013) と《鰍沢綺譚》(2013)

スマホ以前に…

その場のノリや一時の気まぐれで〝やらかし〟て、一生モノの後悔をするのは、古今東西変わらぬ人間のサガといえる。また「悪事千里を走る」とは古からの警句だが、今時は千里どころか、自分の呟いた軽口が地球の裏側にまで瞬時に届いてしまうから恐ろしい。〝タイムラグ〟などあってないような昨今。十四万八千光年隔てた宇宙とのメッセージ交換もそうそう遠いものではなくなるのだろう(この表現、わかる人にだけ響け)。 このnoteに綴る雑感にしても、送信するまで「この内容で大丈夫だろうか…この文体で誰か