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労働者、企業家、投資家の3つの視点を持つ

こんにちは、ステラ・システムズCEOの原です。当社はスタートアップの資金調達や事業計画の策定を支援しています。この会社は2019年8月から副業の状態で続けています。今日は僕が意識している3つの視点を説明したいと思います。

3つの視点とは

3つの視点とは、労働者、企業家、投資家です。

以下が、自分なりのざっくりした3者のイメージです。

労働者・・・収入は安定しているが、アップサイドがほとんどない。仕事の内容は自分でコントロールできない。時間と収入が比例関係にある。

企業家・・・収入は安定しないが、アップサイドが大きい。仕事の内容は自分である程度コントロールできる。時間と収入の比例関係があまりない。

投資家・・・自らは働かずに収入を得る。時間と収入の比例関係はほぼない。収入の金額は投資金額によって決まることが多い。

なぜ、この3つなのか?

なぜ、3つにしているかの理由は以下です。

①以前、長沼伸一郎氏の「現代経済学の直観的方法」という本を読んだ時に経済のモデルは、労働者、企業家、投資家の3つの視点から構築されることが多いとの説明があり、自分は経済学部卒業ということもあり、すごく自分の中で腹落ちしたためです。

②コンセプトはロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん」のE(Employee)、SE(Self-Employed)、BO(Business Owner)、I(Invester)とほぼ同じですが、4つより3つの視点の方がしっくり来たためです(金持ち父さんの肝はSE→BOになることだと理解しているが、それには時間がかかるし、ハードルが高い印象があります)。

③この時代においては、自分がどのポジションにいるかよりも、どの役割をどの程度持っているかの方が重要だと感じています。例えば、若い時は労働者の割合が多く、年を得てくるごとに投資家の割合を多くしていくような形です。

自分のやっていること

僕は3つの視点を持ったうえで、バーベル戦略に基づいて、時間やお金の配分を決めています。バーベル戦略とはハイリスク・ハイリターンの資産とローリスク・ローリターンの資産など対照的な資産を組み合わせる投資手法ですが、他のものにも応用が効く考え方です。

<時間配分について>

労働者:企業家=8:2(投資家としては時間をかけない)

現状時間に余裕があるわけではないので、投資家としての時間はかけないようにしています(その代わり投資はシンプルにインデックス投資を中心にしています)。労働者としての時間もバーベル戦略を意識しており、仕事の8割はルーティンワーク、2割を今までやったことのない新しいことに振り分けるようにしています。また、企業家の仕事の8割は既存の顧客関連のもの、2割は新しいプロダクトの開発をするのに使っています。

<投資配分について>

投資家:労働者と企業家の合計=8:2

投資家の8割は株式投資、労働者と企業家としての投資は健康を維持するためのジムとか英語を勉強するためのbrightureへの投資です(ストックとフローの比較なので正確でないかもしれないですが、感覚的8:2でやっています)。

投資のうち、8割は米国株式で、2割は従業員持ち株会を利用した自分の会社の株を買っています(報奨金が多いので)。米国株式の8割はインデックス、2割は個別株式を目標にしています。ただし、実際には、インデックス6:個別株式4くらいなので、そこは是正していく予定です。

<資産状況について>

上記の考え方に照らして行動しようと努めた結果の資産の状況です。

労働者の資産(現金預金):企業家の資産(会社の現金預金):投資家の資産=1:1:1

狙ってるわけではないのですが、今のところほぼ同じ金額になっています。労働者としての資産=現金預金をそこまで持っておく必要はないので、1:2:2ないしは1:2:3のような形にしていきたいなと考えています。

全体としてこの視点を導入することにより、悩む時間は大分減った気がしています。

この通りにした方が上手くいくわけではないとは思うのですが、明日何があるかわからない時代においては、目安となる考え方がある方がいいかなと思います。僕の視点が参考になれば嬉しいですし、皆さんの視点もあれば教えてくれると嬉しいです。



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