WAIS-IVを受けたので私も高IQという物に対してぶつくさ言う

検査を受けたのは社会になじめなかったから。
全検査は142。下位検査を見るとWMがほぼ満点。
以下はぶつくさ言っているだけなんだけど、結論はIQ130以上もまた知的障害であると主張したい。
入れるならMENSAは割と楽かもしれない。

一回検査結果が出て地に足が付くと、社会と上手く行かない理由がその無自覚にあったと結論付けられることが本当に多い。カウンセラー曰く「あなたは一般人とズレがあるので、迎合しなければならない」と。そりゃそう。IQが高いと天才だとか、高慢ちきで一般人をバカにしているとかさも別世界の人間のように言われているが、当たり前である。IQ130を超えるというのは反転させればIQ70を下回るのと同等であり、これは軽度な知的障害のボーダーラインに概ね等しい。
つまりIQ130を超える子供は隔離した方が良い障害児だ。これをギフテッド教育と呼ぶ向きがあるようだが、障害児に対してつける名称としてはキラキラしすぎている。実態に即した名称に改称するべきだ。「特別支援学級」でどうだろうか。
(念のため言っておくが自虐)

しばしば議論される題として、「IQが20違うと会話が成り立たない」という物がある。IQの性質上ここでの20という数字には何の意味もないので取り除き、IQの差が大きい時に会話が成立するかという話。
こんなもんは方々で議論されまくっていて、色々見てきた私個人の見解はこうだ。

会話のお題に対してどれくらい深く知っているかで会話の成否は決定する。お互いがフラットな状態からスタートする会話では高IQ側の方が早く考察を進めるため、最終的に会話が成立しなくなる。ただし、高IQ側がペースを合わせる場合はこの限りでない。

原則として高IQ側がペースを合わせていると留意してほしい。よく身長差に例えられるが、全然違う。思考はそも体力を使う。他人にペースを合わせた結果疲弊するということも起こり得るし、体力面での燃費問題だってあるだろう。つまり、IQの差というのは車等のエンジンの性能差だと思っていただくのが一番いい。これも良く言われているたとえではある。

全部私個人の症状ではあるのだが、思考速度に対してアウトプットが遅いと飽きてしまい、何もかも手が付かない。もしくはそれが予想できると最初からやる気が出ない。結果生まれたのはゲーム依存のアダルトチルドレンだ。高IQに生まれた(gifted)にも関わらず、私はその価値を社会に提供できていないどうしようもないクズで、紛れもなく障害者と同等の存在だ。

さてこんなことをのたまっていると、「高IQに生まれながらそれを社会で活かす努力をしなかった、収まるところに収まっているバカ」みたいな非難が飛んでくる。ここまであれこれ高IQのダメな部分を並べ、障害者と言う語を必死に使う理由がここに詰まっている。何度も言うがIQ130というのは知的障害と同等の乖離である。知的障害者だって才能を伸ばして社会で成功してる人はいるし、そうでないなら障害者として生きていくしかないのと同じ。高IQ者はそれを社会で活かせないなら、障害者のように社会に馴染めず生きていくしかないのだ。


ここからは同じく高IQ側を見て話すが、MENSAなる胡散臭い団体について。
数度参加しただけだが、明らかに会話が楽である。お互いに考察し合う会話が自然にできるので良い。
しかし一番のメリットは、ボードゲームが楽しいことだろう。ボードゲームは参加者間で習熟の差があると途端に面白くない。MENSAの集まりにはボードゲーム会が多い。当然MENSA会員が参加するのだから、たとえ全員初体験のゲームでも個人個人で考察を深めすぐに一丁前に駆け引きが始まるだろう。というかそうだった。私がプレイしたのは人狼系のカードゲームだったが、人狼側の立ち回りはすぐに洗練されていった。

MENSAについての注意点はたった一つだ。WAIS-IV等の検査を用いて入る「証明書入会」と、MENSAが実施する「入会テスト」の2種類の入り口がある。両者には隔たりがあるように思う。
逆に言えば注意点はそれくらい。何らかの理由で検査を受け、入会できる成績であるならぜひ体験してみて欲しい。

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