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ふと見上げたのは その人物が異様に感じたからだ。 マスクをしない姿、駅の構内でタバコを吸うという行為、猫背で反応が遅いロボットのようなリズムで歩いている。 目に留まった姿は見覚えがある立ち姿とイメージがあまりにも違った。 以前ならもっと姿勢も良く背が高い人だった。 これは私と父の、最後の話。
《サークル龍華縁プレミアムプランプレゼント対象記事です。》 それは突然、やってきた。すっかり忘れていたのだ。 行けそうなタイミングで行けなくなり、場所が違ったのかな?とそのまま忘れていた。 【どこかへ行く】と決まった時でさえ、右往左往してだいぶ迷った。 しかし結局此処なのだ。 早朝、時間があったので近所の神社に立ち寄った。そこは常に見守ってくれるような場所だ。 手を合わせてイメージを確認する。 浮かんできたのは2つの神社だった。 一つは今日行くことを決めていた