s10 最終939位 立場逆転ゴリニューラ

こんにちはこんばんはたんさくと申します。
シーズン10は最終日が休日ということもあり、久しぶりに真面目に取り組んだ結果ギリギリ3桁に入ることができました。


シーズン9でそこそこ強いパーティを見つけたので、今期はもらったな、と思っていたら急にバグレベルに強いポケモン(オーガポン)が仕様(バグ)により参戦してしまい、急すぎる環境の変化に泡を吹いて倒れることもありました。ですが、なんとか3桁には入れるくらいのパーティは完成したので、未来の自分と世界のどこかに存在するかもしれないこの構築の情報を必要とする誰かのために紹介させていただきます。

あまりに急な環境の変化に通りすがりの鳥もキツいキツいと愚痴をこぼしていた


並び


普通すぎる

構築経緯

今期急遽追加されたオーガポンとかいう謎のポケモンがなかなかイカれた性能をしている上、新ポケモンであるが故に型などの情報が少ないため、強い型や並びを生み出すことができればEasy Winできると考えた。そのため、それまで使っていた構築をすべて破壊して、岩オーガポンを軸に構築を作ろうと考えた。岩オーガポン(岩ポン)について考察していく中で私は岩ポンに頑丈による行動保障で必ず一人は殺(も)っていくという漆黒の意志を感じた為、こいつは対面構築に組み込むのが最強であると考え、最強すぎる最強の究極最強対面構築を組み始めることとした。

対面構築は初手に出し負けをしないことが大事だと考えている。それは初手に出し負けをした場合、裏に引き先がいない為1体をほぼ無償で持ってかれてしまうからである。そのため初手によくでてくるポケモンに出し負けないポケモンを探したところ、耐久振りオオニューラが初手によく出てくるハバタクカミやウーラオス、パオジアン等、色々なポケモンに有利が取れると偉い人が言っていたので使ってみたら本当に強かったのでオオニューラを採用した。

次に、オオニューラ+岩ポンと選出したときに、岩ポンがハバタクカミやテツノツツミに上からシバかれて次につなげることが多かったため、その上からシバけるポケモンが欲しいという考えからゴリランダーを採用した。また、偶然にもゴリラ+オオニューラという並びができたため初手オオニューラよりも初手ゴリラを警戒した初手を出されることが多くなり、構築に非常にマッチしていると感じた。

次に、自分の考えていた以上に初手のオオニューラが最強であったため、オオニューラが巻く毒菱と相性が良いカイリューとブエナツツミを採用した(そもそもカイリューはSV屈指の最強ポケモンであるため採用し得であるという話もある)。

最後にオオニューラが出し負ける霊獣ランドロスやガブリアスを後投げから流すことのできるカバルドンを入れてとりあえずの並びが完成した。

その後、しばらく回してみた結果、ハッサムやサーフゴー等にいいようにやられることが多々あった。そのため、役割を見失いつつあったテツノツツミを解雇し、イーユイを採用した。

しばらくオオニューラ+岩オーガポン+岩テラスゴリランダーの並びで使っていたが、途中でとある重大な事実に気づいた。それは岩オーガポンと岩ゴリランダーの範囲が丸被りしているということである。天才であるためゴリラとオーガポンはどちらか一体いれば十分だということに気づけた私は、途中で岩オーガポンを解雇し、代わりに頑丈の上位互換特性(諸説あり)を持つミミッキュを採用し、パーティが完成した。
やはり最初に入れたポケモンを抜いたらパーティは完成する。

個体解説

NNはガアラ 砂を巻く為である

カバルドン@フィラのみ 鋼 砂起こし 腕白
h228 a4 b92 d180 s4
地震 あくび ステルスロック 吹き飛ばし

HB:珠意地ミミッキュの+2テラスじゃれつく耐え
HD:臆病ツツミのドロポンを56%耐え
S:ミラー意識

主にランドやガブ、カイリューなどの物理の詰みポケモンに後投げしてあくびや吹き飛ばし等で流していくポケモン。また、オオニューラとの相性も良く、カバが苦手なパオジアンや水ラオスにオオニューラが強く、オオニューラ苦手な霊獣ランドやガブにカバが強いため、構築との相性も良かった。使いどころが限定的かと思いきや、適当に投げても一発耐えてなんやかんや仕事してくれる有能であったため、オオニューラともう一体(主にカイリュー)で火力が足りそうな場合は良く選出していた。テラスはカミのムンフォなどを受けるための鋼だがよほどのことがない限り切らない。


NNはDJSODA 音楽が好きなメスのゴリラであることとの関係があるかは不明である

ゴリランダー@突撃チョッキ 氷 グラスメイカー 意地
h140 a252 b4 d52 s60 
グラススライダー ウッドハンマー テラバースト 10万馬力

H:16n+1
A:特化
B:あまり
D:あまり
S:最速50族、準速60族抜き

ゴリラ界最強のゴリラ。すなわち哺乳類最強である。グラスラで取りこぼしたポケモンを拾いつつ、ラス1勝負を魂の殴り合いで勝つのが主な仕事である。テラスは最終日に霊獣ランドやテラスのないカイリューに羽で粘られたりする負け方が続いたため岩から氷に変えたが、氷は耐性がなかなか終わっている上、変えた後氷テラスが生きた試合もなかったため、岩のままでよかったと思う。グラススライダーは威力が下がってしまったが、ゴリラ自体の火力が下がったわけではないため、ゴリラの火力をなめている相手に対しウッドハンマーで破壊する試合がそこそこあった。たまたまゴリニューラ(ゴリラでグラスフィールドを展開し、オオニューラのグラスシード発動から軽業で暴れる並び)偽装ができ、ゴリラ対策のようなポケモン(パオジアンや炎ポンなど)を初手オオニューラで破壊することでラス1ゴリラを通しやすくなったのも嬉しい誤算であった。


NNはオホニューラ 理由は不明である

オオニューラ@オボンのみ ゴースト 軽業 意地
h252 a124 b116 d12 s4
フェイタルクロー インファイト シャドークロー どくびし

HB:意地パオの氷柱落とし+礫をオボン込み確定耐え
  意地パンチグローブウーラオスの水流連打+アクジェを約99%耐え
HD:控え目眼鏡カミのムンフォ、臆病眼鏡ツツミのドロポンを約88%耐え
  臆病カミのムンフォを約99%でオボン込み2耐え
A:b4振り水ラオスをフェイタルクロー+インファで約95%で倒す
  b4振りパオをフェイタルクロー2発で倒す
  b4振りパオのゴーストテラスをフェイタルクロー+シャドクロで約20%で倒す
S:残り

とても強いポケモン。上振れたときの暴れ具合がすさまじいが別に上振れなくても一定の活躍はしてくれるため、運だけポケモンではない。ただフェイタルクローガチャの運が良くて拾えた試合も多々あるためやはり運だけポケモンかもしれない。ほとんどの試合で初手に投げ、ほとんどの試合で出し勝ちをした。また、パオジアンもウーラオスもハバタクカミも自分が置かれている危機的状況を理解できず、交代せず果敢にオオニューラに突っ込んできてくれる。テラスはシャドクロの火力を上げたりカイリューの神速を透かすゴーストだが、カイリューやゴリランダーがテラスをしたがる困ったちゃんなので確実に勝てるビジョンが視えたときにしか切らない。本構築のMVP。

NNはコムドット 神をも宿せし速さで突っ込んでくるその姿に有象無象は恐怖を覚え、その道を開けてしまうことに由来する

カイリュー@食べ残し ノーマル マルスケ 意地
h180 a252 s76
神速 地震 竜の舞 羽休め

H:残り
A:特化
S:S+1で最速ウーラオス、準速オーガポン抜き

デブ界最強のデブ。すなわちデブである。カバの砂でマルスケがつぶれるのが嫌だったので持ち物は食べ残しにした。どくびしによる毒ダメで倒すプランとカバのあくびステロから積み展開で破壊するプランの両方を実現するため型は普通の龍舞羽休め型。カイリューの被選出率、選出率どちらも高く、お互いのカイリューのどちらが強いかを競うゲームになることが多かった。よく見ればそこそこかわいいし、見た目も含めて最強のポケモン。

NNはチーギュイ 理由は不明である

イーユイ@気合いの襷 ゴースト 災いの珠 臆病
h4 c252 s252
噴煙 悪の波動 サイコキネシス カタストロフィ

襷イーユイは行動保障があるのが強いのは勿論のこと、多くの人が拘りアイテムを想定した動きをしてくれるため技を撃ち換えてEasy Winできる神のポケモンである。噴煙は襷パオジアンを3割で対面突破できるうえ、カイリューなどへの安易な受け出しを躊躇させる効果がある。また、ディンルーやヒスイヌメルゴンなどのガチガチな硬さを誇るポケモンに対してもカタストロフィで削りを入れられる点も非常にGoodであった。テラスはカイリューの神速等を透かすためのゴーストだがほとんど切らない。

NNはちいかわ なんか小さくてかわ被ってるやつ

ミミッキュ@命の珠 ゴースト 化けの皮 意地
h36 a220 s252
シャドクロ じゃれつく 影うち 剣の舞

H:化けの皮+意地パオの不意打ち耐え
A:残り
S:準速

化けの皮があってなんやかんやできるポケモン。こいつの枠に求めていた条件が ①特性や高い素早さなどの行動保障 ②先制技や高い素早さなどで上から相手を縛る力 ③広く打ち合える技範囲とそこそこの火力 ④テラスを必要としない であり、それに該当したのがこいつだった。ただ、明確に出したい相手がいるわけじゃなく、本当に何となく採用したのでもっと他にふさわしいポケモンがいたかもしれない。ハバタクカミとか。

終わりに

最終日開始時の順位が1万位くらいで試合数も100戦いくかいかないかだったので真面目に取り組むとはなんぞやという感じでしたが、最終日に魂の11連勝をして無事1日で3桁まで上げることができてよかったです。またやる気と結果が出れば構築記事を書くかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました~


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