たったの4分されど4分

2023年11月12日創部初の関西リーグ優勝をした。
引き分け以上で優勝が決まる試合。グランドの雰囲気も今までとは違ってすごくワクワクした。
前半、チームは失点をして0対1でハーフタイムに突入した。
そんなに落ちることもない。おれらは1点取れば優勝できる。ハーフタイムもう一回みんなで気持ちを一つにして切り替えて鼓舞しあって後半に入った。
後半は自分たちらしい攻撃を展開することができてピンチはありながらも2点取り返すことができた。これで2対1。優勝に大きく近づいた。
そして、アディショナルタイムは5分。最後まで何が起こるかわからないのがサッカーだ。監督とキャプテンが話し合ってるのが見えた。その時、央羅いくぞという声が聞こえた。よっしゃ出れる。素直に嬉しかった。おれは4分間だったけど優勝が決まるピッチに立つことができた。報われた瞬間だった。腐らずやり続けてきてよかった。そう思った。
周りからすればたったの4分、されど4分かもしれない。けどおれにとってはすごく価値のある素晴らしい4分間だった。
今年はピッチに立つ時間よりベンチ、ベンチ外にいる時間の方が長かった。でも、一喜一憂することなく常に自分に何が足りないか考えて腐ることなく自分を信じてやり続けることができた。どんなに落ち込んでも悔しがっても状況は変わらないし結局1番大切なのはどこまで自分自身を信じてやり続けることができるかだと思う。
1試合メンバーにはいれなかったからって腐ってやめてしまうのか。それともなにくそ精神を持って絶対見返してやるって思って練習に励むのか。間違いなく後者の方が成長できるし、チャンスは転がってくる。
次はインカレという舞台に立つことができる。
日本一を取る。おれが決めてチームを勝たせる。あと3週間死ぬ気でやり続けよう。

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