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【WS】あそぶカラダおどる|白身

2024年8月18日(日)
まちタネLABOにて、あそぶカラダおどるコンテンポラリーダンスワークショップを開催しました。

小諸市は今夏、新たな小諸の文化・観光交流の場づくり社会実験「まちタネLABO」の開設を記念して、子どもから大人まで様々な文化交流体験が楽しめる「こもろ文化交流体験プログラム」を実施しています。

わかち座は、あそびを通じてカラダを踊らせるコンテンポラリーダンス ワークショップを担当、私たちを取り巻く周囲の状態や世界と相互に関係しあいながら、カラダであそびました。

当初は、モチーフからアウトラインを決めフレーズにして発表という流れを構成しましたが、コンテンポラリーダンスに馴染みのない友人らを対象に検証したところ、「はずかしい」「むずかしい」「できない」と感想をいただきました。

またご近所さんで、BBGセッションメンバーのしょうこさん、さっとんから、「コンセプトはそのままで」「ワークをシンプルにする」「プロセスを丁寧に」「持ち味を活かす」など、フィードバックをいただきました。

話は逸れますが、以前さっとんに「白身さんのしていることって民藝ですよね」と言われたことがあります。民藝かどうかわからないけど、民藝のまなざし、民藝的なものに関心はあります。

民藝は生活道具で、その意味では機能性と美しさが揃って合格だと思うけれど、それだけでは尽きないなにかが立ち昇っている感じとか。

ともすると遠くなってしまった社会や生活と自分との距離感をもう一度わがことにさせてくれる近しさとか。

人とモノの関係性、モノを通じた人と世界の関係性を見出す。そこには「上手」も「下手」もなく、そこに起きている関係を生む運動そのものが豊かなのだという思想。

ダンスや演劇にしても、形ある完成形としての「ゴール」ではなく、そこに至るまでの「プロセス」が意味を持ちはじめています。

「プロセス」に着目すれば、もしかしたらどこにも至らないかもしれないものであっても、大切にできる。

表現や言語化に至らないもの、それ自体と向き合うところからしか見えてこないものがあります。とはいえ、周囲のいろいろな要素に支えられ成り立っているBBGでの活動は伝わりづらく伝えづらいとよく言われるので、言語化していかなければいけないのですが。

生活を営む地域での芸術活動によって、日常の世界で生きている自分自身を知ることができます。また居心地は、他者との関わりにおいて自分が感じる感覚でもあります。

ちょっと強引に話を戻しますが、文化芸術によって小諸の居心地がよくなったら素敵だな、そんな気持ちでワークショップを構成し直しました。

当日は、ゲストハウスのオーナー、コマ・けん玉パフォーマー、劇団、姉妹、地域おこし協力隊、BBGセッションメンバーなど、多様な方々にご参加いただきました。

皆さま、ご自身の活動の延長線でカラダに関心を持たれており、発せられる踊りや言葉に背景が感じられて楽しかったです。

カラダが迷子にならないように、演劇的な要素を加えましたが、もう少しカラダに委ねるワークもしてみたくなりました。

ワークショップが終わってからも、皆さんしばらく留まっていて、まちタネLABOの居心地のよさを感じました。

休暇時間にいただいた桃にも、和ませていただきました。

ダンスや演劇を通して地域とつながりが持てることは、とても励みになります。

ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました!!

アシスタントを務めてくれたさっとん、なみさん。音響・タイムキーパーの黒岩さん、見学に来てくれた岡村さん、キザムさん、相談に乗ってくれて、参加もしてくれたしょうこさん、大変おつかれさまでした。

そしてURリンケージの皆さま、お声がけいただき心より感謝申し上げます。

おかげさまで、わかち座の持ち味の活かし方が、少し分かったような気がしました。

今後ともよろしくお願いいたします。

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