見出し画像

癌による疼痛など 痛みレベルを10段階で共有すると伝わりやすい

笑える癌ブログ

癌と闘う仲間がふえてまいりました。今後も粛々と発信を継続できればと思っています。緩和ケア病棟に入るその日までw

わたしより2~3歳年上だった子宮体がん再発の女性が、令和を迎える少しまえ、桜の頃に息を引き取りました。緩和ケア病棟で過ごされていましたが、最期はご自宅で、ご家族で食卓を囲み、旦那様の腕の中で安らかに息を引き取ったという事でした。

「死に方は生き方」 素晴らしい人柄の女性でした。とにかく明るくユーモアのセンスが抜群で、どのような人に対しても長所に目を向けている。愚痴や弱音、ときには看護師さんのことを悪く言ってしまう事のあるわたしに、「でもね、あの人は~~な所もあるんだよ。」 とさりげなく教えてくれる。
そういう視点から、その看護師を見てみると素晴らしいところのある人だと気付かされ、今ではその看護師をわたしは信頼しています。

形の無いギフトを沢山、遺していってくれました。

わたしが以前から書いていたブログも見ていてくれて、「すごくわかりすい!」 と応援してくれていて。

「癌ブログ書いてる人って沢山居るけどさ、みんな深刻な感じじゃん? この病気って笑える事も沢山あるのにね~。わたし、笑える癌ブログ書こうかな!」

書いてよ書いてよ~、えみちゃんにしか出来ないよ~!

「そうだよね、それこそ今しかできねー!」

などと言っている内に、間に合わなかったのだけれど。

リリコイさんが面白いので。笑
わたしも癌について発信するとき、もう暗いのやめやめと思ってる。
えみちゃんとは本当に笑いの絶えない日々で、癌あるある話で爆笑したりしていたのでね。

リリコイさんのユーモアのエッセンスを少しでも拝借して、明るい癌ブログを発信できたらなと思っています。
色々大変なこともある病気なので、少しでも役に立ちそうなことはどんどん共有して、それで、一緒にがんばろうぜ! ってエールも送ることが出来たら、わたしが癌になった甲斐もあるというものです。

痛みレベルを10段階で共有する

ちょっと思い出したので書いておきます。

わたしがはじめに癌の症状を自覚したのは、激しい腹痛によってでした。今思えば左の卵巣が痛み出していたのです。

近所の藪医者に任せていては殺されると思ったので、タクシーで以前通っていた信頼のおける個人クリニックに駆け込み、週末までの数日間、抗生物質の点滴を受けて様子を見ることになりました。

毎日、診察の度に、「いちばん痛かったときが10だとすると、今の痛みはいくつ?」 と医師から訊かれました。

この方法は痛みレベルを伝えるのにとても有効だと思い、現在の主治医と出会った当初も癌による疼痛が落ち着くまでは痛みを10段階で伝え、やり取りしました。主治医から看護師さんたちにも、「ちかこさんには10段階で痛みを確認して」 と指示があったようで、看護師さんともこの方法を共有し、やり取りがスムーズでした。

現在は、癌の症状は未だ出ていない状態で、抗がん剤の副作用だけが辛いという状況ですが、副作用にも色々あって、あっちゃが痛い・こっちゃが痒いってもう大変ですから、10段階戦法で辛さをアッピールしてみてはいかがでしょうか? 「むむ、この患者、できる……!」 となるかも知れません。