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秋山黄色を初めて浴びた日

そろそろ音響の勉強ちゃんとしないとな…と近くのライブの予定を検索して偶然見つけた。

”秋山黄色「一鬼一遊TOUR Lv.3」”の文字。

何曲か曲知ってるから行ってみよ〜と近くの会場だったからか心配性の私が珍しくフッ軽になった。

ここからすべてが始まった。


予習は最新のアルバム「ONE MORE SHABON」を直前の電車で聴くのみというあまり期待してないレベル。知ってるのは「From DROPOUT」まで。


「あ、あの人もファンかな?」と心の中そわそわしながら最寄駅に到着。
会場に着くとみんな親しげに話してて疎外感ちょっと感じたり(笑)


ライブが始まると、金髪と少しの顔だけ見えた。

低音がめちゃくちゃ気持ちよかった。
KICKの心臓に打ち込まれるような音圧もBASSの全身を振動させる感じも。
最初はちょっとしんどいかなと思ったが途中からクセになり、次の日というか終わった瞬間にはもう体が欲してしまうほど虜になった。

私が秋山黄色を知ったCaffeineが始まった瞬間、涙が溢れた。
ベッドの上で1人暗闇の中で聴いていた曲が、直に心臓に響いてくる。
切なさを感じるギターリフと共に
「一人で泣いた現実は狂っていなくて」と叫ぶ魂の歌声。
感情が客席の自分まで乗り移ったようだった。

予想を何倍も超える楽しさだった。



音楽がよかったのは前提として
何よりも心を掴まれたのは彼から発される言葉。

「中学の時、先生に髪切れって言われてバッサリ切ったら友達に前の方がよかったって言われた。それから人を信用してない。自分で決めろ。」
「生きてるうちにいっぱい俺のライブに来てください。」
「世の中苦しいことの方が多いし、どうでもいいやつばっかだけど、俺のファンだけは幸せになれよ。なろうとする人はなれます。」

当たり前だけど、当たり前すぎて考えたこともなかったことに気付かせてくれた。
その当たり前に気付けるのは彼の優しさであり、日々を大切に生きている証拠なんじゃないか。
このライブが終わった後、自分に自信が持てた。
それは可愛くなったから、とかじゃなくて。
毎日毎日この世の中を生きてる自分が誇らしく思えたから。
当たり前に呼吸して今日まで生きてきた自分を認めてあげられた気がした。

逆に、今までの自分は、自分のできないこととか嫌いなところを責め立てて自分で自分をいじめ倒してたんだと気付くことができた。
だから、自分を認めるってことは私にとって、とても心が楽になる行為だった。
ということにも、今まで気付けなかった。

誰よりも自分を大切にする 

秋山黄色の言葉が私の心の声、モノローグに気付かせてくれた。

私はそんな人に出会わせてくれた、ライブに行こうと思ってチケットを買った2022年5月29日の自分が大好きだ!!



もちろん彼の歌詞にも心を掴まれ、救われ。
もっともっと秋山黄色を浴びたくて、仙台まで行っていた_______ 


つづく


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