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生まれ変わるなら

最初に言っておくが、病んでるわけじゃない。
小学生くらいのころから思ってたことであって、別に今転生願望があるわけじゃない。
まぁ小学生のころから病んでただろと言われたらそれまでだが、とにかく今回のテーマは生まれ変わったら何になりたいか、だ。

結論の前に、私はAqua Timezが好きだ。生まれ変わったら的な話を聞くたびに「カルペ・ディエム」という曲を想起する。

その曲の『10秒だけでいい 許されるのなら 私はあなたの涙を乾かす風になりたい』という歌詞がとても好きだ。

私はさみしがり屋なので、先立たれる辛さに耐えられる気がしない。
でもだからこそ、いつか誰かを置き去りにして死ぬことがあれば(相手にその辛さを押し付けることになるので)それはそれで申し訳ないと思う。
死の間際まで、看取ってくれる人のことを想っていたいし、残される人の心の痛みはできるだけ取り除いてあげたい。そのために風になるのも良いなと感じる。

さらに脱線するが、「carpe diem」とは今を大切にしろという意味らしい。
同じくAqua Timezの曲に「メメント・モリ」があるが、こちらも古代ローマで同じような意味で使われていた言葉だ。
高校時代はこの2曲をひたすら聴いて励まされていたなぁとふと懐かしくなったので、知識をひけらかすついでに書き記しておく。
※memento mori自体は直訳すると「死を忘れるな」だが、いつか死ぬのだから今を楽しめというニュアンスで使われていたらしい。

本題に戻って、私は生まれ変わるなら鳥になりたい。
昔から鳥へのあこがれが強かった。
幼少期の私が恐れていたものは、たいてい空を飛ぶことで避けられるものだったので、昔からずっと鳥になりたいと思っていた。
鳥には鳥の恐怖があるのだろうけど・・・

高校生のころは水素にあこがれていた。
宇宙で最も多く、いろんな原子とくっつける水素に対して、友達がたくさんいるコミュ力おばけ的なイメージを持っており、水素そのものになれたらなぁなんて本気で考えていた。

時期によっては「生まれ変わるなんて御免だ、死ねばそれっきりがいい」と思うこともあるし、あるいはすでに前世で鳥だった可能性もあるが、もし来世というものがあるなら自由に空を飛べる鳥になって、いろんなものを見て回りたい。
そして宇宙空間に可能な限り近づいて地球を見下ろしながら一生を終える、好奇心旺盛でチャレンジングな鳥になりたい。
この場合酸欠で死ぬのか凍死なのかはよくわからないが、今世も来世も苦痛なく逝ければいいなと思う。

ちなみに今の人生でずっと言い続けてることがあるのだが、宇宙のすべてを理解できるのであれば私はどんな最期でも構わないと思っている。
宇宙の端から端を見てみたいし、宇宙の前後も見てみたい。星の一生を見届けたいし、宇宙の振動を感じたい。
神になりたいわけではないが、全知を得られるのならオーディンよろしくどんな苦難も受け入れると思う。
ただそんな話は前世や来世と同じくらい不確定なものなので、今回の一生は、大切な人を大切にしたまま終えられれば最高だと思う。

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