小論文の練習で書いた小論文

私の志望分野は経営系で、将来の夢はフードビジネスを展開しフードトラックを経営することである。フードビジネスがSDGsの達成のための課題について貢献できることとして、飲食店や家庭から出る食品ロスや子供や大人の貧困が挙げられると私は考える。

世界トップの農産物輸入国である日本は、海外から大量の農産物を集めていながら、食べることができるのに捨てられた食料が約612万トンもあるとされている。日本での食品ロスの原因は、小売店や製造業界での売れ残りや破損品などの規格外品の廃棄がある。家庭から出る食品ロスもその一因である。その一方で途上国を中心に、十分な量の食べ物を食べることができずに、貧困で苦しんでいる人が約8億人以上いるとされる。日本でも15%以上の人が貧困層に当たるとされていて、ひとり親世帯への支援など様々な対策がされている。
日本で食品ロスを減らす取り組みとして食品を生活困窮者などへ無料で配布するフードバンクがある。フードバンクの取り組みがあることによって世界中の生活困窮者の手助けをすることができる。しかし、そもそもフードバンクの認知度が低く、人手不足や運営費不足という問題があるのもまた事実である。アメリカやカナダの諸外国では補助金の交付があるのに対し、日本ではそのような制度はあまり浸透していないのでまず、行政と連携することが大事だろう。加えて、学校での教育の一環として子供たちへの周知啓発やポスターやインターネットでの拡散もしていくと良いだろう。
また、食品関連事業者には食品リサイクル法という食品廃棄物の発生を抑制しなければならない義務があるので、農場やリサイクル工場へ調理くずや食べ残しなど提供し続けることも大切だ。そこも行政との連携をしていかないと続かないだろう。

このように、私が目指す職種にはSDGs達成のための課題について貢献できることがある。世界を変えるためには、企業や政府が行動を起こすことが大切で私もその一翼を担う人間になりたいと考えている。

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