自分の棚卸し

 自己紹介がてらに自分のコトを書いてみる。

 子供の頃、親が商売をしてたので、〇〇さん(会社名)の息子さんと呼ばれるのは、自分が何かの付属物的なカンジがして凄く抵抗があったのを覚えています。

そのせいか、自分の個性を強く出そうとしたり、自分の器以上に大きく見せようとしてました。社長の息子と言われたくないと思いながら、まさしくそれを連想させるような事を言ったり行動をする、その矛盾すらも分かっていない我が強く、無知な子供でした。

今考えてみると、他人に認められたい承認欲求が強かったんだろうなと思うのですが、価値観が変わる転機がやってくるのです。

私は当時、付属の中学校に行ってたのですが、推薦試験に落ちて上の高校に行けなくなってしまったのです。

成績もそんな悪い方じゃなかったし、自分が落ちるとは思ってなかったから、もう目の前が真っ暗になりました。仲の良い友人と同じ学校へ行けない事に寂しさを感じる前に、とにかく受験して行ける高校を探さなければならなかったのです。

幸いにも、なんとか高校に受かって通えるようになるのですが、そこでついて回るのが出身中学です。その時、それまでの自分を捨てました。積極的に自分から声をかけて、自分のアカンとこをネタにする。自分の居場所をなんとか作ろうとしたんだと思います。また中学の時の失敗を糧に、油断せず勉強した結果、大学に進学も出来て、有意義に高校生活を楽しめました。

あと、今でも感謝しているのが中学の時の友達でした。試験に落ちた私を卑下する事無く、それまでと同じ様に付き合ってくれたのは、本当にありがたかった。

この転機がキッカケになり、自分に付き合ってくれる人に感謝を持って接するようになったのです。



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