成長はずっとできるし、そのやり方もあるので大丈夫

年齢を重ねると物覚えも悪くなるし、若いときにやらないと能力は伸びない…このように思う人は少なくないようです。

そして、今は人生100年時代。70歳場合によってはそれ以上働くと考えた場合、若いときに得た能力だけで、ずっとやっていけるのかと心配になってしまうかも知れません。

「知能」という観点でいうと、そこまで心配しなくていいということがわかっています。

知能には、2つの知能があると言われています。

ひとつは「流動性知能」。

計算、暗記、集中、IQなどに関する知能。20代をピークに、その後下降するといわれています。

学校教育ではこちらが重視されてきましたので、能力というとこちらをイメージすることが多いのでしょう。

しかし、もうひとつあります。それは「結晶性知能」。

知識、知恵、経験、判断などに関する知能。こちらは年齢増加とともに、上昇し続ける傾向があるといわれています。

流動性知能だけを見ると、若いときをピークに衰えていくのは確かも知れませんが、その代わりに結晶性知能が伸びてくれるのです。

加齢=衰退というイメージは捨てるのが吉です。得意なことが変わっていくだけで、人はずっと成長し続けることができます。

「経験」から学ぶのであれば、教育理論家デイビッド・A・コルブの「経験学習」のモデルを活用できます。

  1. 経験

  2. 内省

  3. 概念化

  4. 実践

このサイクルを回すことによる学習です。

ひとつオススメの方法を上げるなら、ブログやnoteでのストック型の発信をする習慣です。

何か経験をしたら、それを書くわけですが、そこで内省や概念化(別のパターンで有効か、再現性があるかなどを考えること)の機会が得られます。

そして、それをもとに新たに試す、実践をします。それがまた経験となります。

年齢を重ねると過去の経験で勝負したくなります。しかし、これまでのやり方に固執をして、新たな試みをしなければ、経験学習は成立しません。

年を重ねるほど結晶性知能が伸びるわけですから、むしろ若くない人ほど、新たなことにチャレンジするのが成長するコツといえそうです。

耳からこの話を聴きたい方はこちら。

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