「自分らしく生きる」を取り戻すたった一つの道とは

自分らしく生きるためには、まず自分の本性を自覚しなければいけない。

きっとあなたの本性はあなたが思ってるよりずっとズルくて、イヤらしくて、女好きで、だらしなくて、わがままで、自己中。

そして逆もしかりで、やさしくて、人思いで、魅力的で、自由。

人間なんだから、素晴らしい一面もあるし、最低の面もある。

で、その「最低の面」を隠して、「素晴らしい一面」だけを人に見せようと思うからややこしくなる。

僕達はその「最低の面」をみせることが「悪いこと」と教わって育ってきた。

だから、他人に見せないようにしてきたことはもちろん、自分でもそれを見ないようにしてきた。これが、実は自分らしく生きられない一番の要因なんだ。

なぜなら、自分が「自分らしい生き方」がどんな生き方か。わからなくなってしまっているから。

本当の自分はもっと女好きで、お金をガンガン使うタイプなのに。幼い頃から「誠実に生きなさい」、「お金は使いすぎるとなくなるよ」と周囲から言われて育てば、異性に誠実で、お金を節約する「マジメな大人」に育つ。

ほんとはもっと異性と遊びたいのに。お金を好き放題使いたいのに。その欲をガマンして、生きるようになる。

これは世の中的には「いいこと」なのだが、自分らしく生きるという観点では、まさに逆光していくことになる。

そうして、僕達は自分らしく生きることができず、人としての魅力を失っていくんだ。

どういうことかと言うと。たとえば、「女好きで、お金をガンガン使う」という人は、悪く言えば「だらしない」。しかし、こうした人は人として魅力的であることが多い。

これは一例だが、僕達が抑制している「自分らしさ」は僕達の魅力そのものだったりする。