生活科 | しのばせる環境の話
こんばんは。
書いては下書き保存ばかりで、アップロードに至らない私です。やっぱりnoteもちらかる。
環境の構成
唐突ですが、幼小接続の勉強をしていく中で、いちばん震えたのが【環境の構成】という考え方です。
小学校以降の教育とは異なり、保育に「教科書」はありません。でも、幼児教育では適切に段階を踏みながら、幼児期の終わりまでにさまざまな経験を積んできている。
それは、保育者が子供を取り巻く「人・もの・こと」を、経験させたい事柄や関心をもってほしい内容等に応じて適切に配置しているからなんですね。
例えば、どんぐりが落ちる今の時期には、秋の自然物を用いた遊びに関心をもってもらうために、廊下の一画のスペースにそっとどんぐりゴマや図鑑を置いてみたり。
お芋掘りの後には、数えたり、重さを比べたり、描いたりできるような準備をしておいて、子供のやり取りの様子を見ながら、必要なものを出したり、不要なものをしまったり。(環境の再構成というやつ)
遊びを展開していくのはあくまでも子供で、先生は子供が関心をもってくれるような「しかけ」を工夫を凝らして上手につくったら、まつ。待つ…これが難しい。これが、面白い。
例えば小学校では、1年生に栽培の経験をしてほしいなあと思うときに、先生がどーんとアサガオの栽培キットを教材やさんから買って「1年生では今日からアサガオを育てます!」なんてやってしまいがちです。
でも「先生に言われてやっている活動」に必要感は覚えないし、それでは自分の植木鉢への愛着も生まれにくい…そのくせ、水やりをサボって枯らしちゃったら叱られたりして。これは本当に、ツマラナイ。
今年の種との出会い
「アサガオじゃなきゃダメなんですか?」
と、むかし幼児教育の立場の方から痛烈にツッコまれた思い出もあるのですが、学習材としてアサガオを見たとき「アサガオじゃなきゃダメ」じゃないけど「アサガオだと良い」ことも、割とあります。(育てやすさ、変化の分かりやすさ、丈夫さ、葉もつるも花も遊びに使い倒せること、高学年の理科との関連等々…)
で、私としては、子供自身に「この種(アサガオ)育てたい」という思いに至って欲しかったので、今年度はアサガオ含む、春植えの種を5種類ほど用意しました。
ふふふ。教室の環境構成を工夫して、種との出会い方、提示する順番、子供の興味関心に沿って授業を展開したら、5種類もの種から、メイン栽培にはばっちりアサガオちゃんを選ぶのです。
1000文字を超えたので、続きはまたいつか。