英文法で満点をとる! 1 「関係代名詞」
前提知識1:「前置修飾」と「後置修飾」
→英語は、修飾する言葉が1語の場合には被修飾語(名詞)の前に置き、修飾する
言葉が2語以上の場合には被修飾語の後ろに置く。
例(修飾語 被修飾語)
There is a beautiful lake. (美しい湖がある)
The pen on the table is expensive. (机の上のペンは高い)
前提知識2:「節」と「句」
→「節」=主語、述語の構成になっているもの
「句」=節のような構成はなく、単に単語の組み合わせ
例
The pen on the table is expensive=文全体は節
On the table=名詞(この場合はpen)の修飾句
関係代名詞とは
→「名詞を修飾する節を導入するための接続詞のようなもの」
「複数の節をくっつけるための接着剤の役割を持つ」
※修飾されている名詞を「先行詞」と言うこともある
・主格、目的格、所有格で対応する代名詞が異なる
→先行詞が関係節の中で主語なのか、目的語なのか、所有格になるのかで変化する
ことになる。
・先行詞が人の場合の関係代名詞
主格→who
目的格→whom
所有格→whose
・先行詞が物の場合の関係代名詞
主格→which
目的格→which
所有格→whose
例1:主格の関係代名詞
1 I have a little sister. + 2 my little sister is so talented.
(私には妹がいる) (妹は大変才能に溢れている)
先行詞は「(my little) sister 」(人)
2の文で先行詞は主語の役割=主格の関係代名詞を用いる
→ I have a little sister who is so talented.
(私は、1人の大変才能に溢れている妹がいる。)
例2:目的格の関係代名詞
1 this watch was expensive + 2 I bought this watch yesterday.
(この腕時計は高価だった) (昨日この腕時計を買った)
先行詞は「 ( this ) watch 」(物)
2の文で先行詞は目的語の役割=目的格の関係代名詞を用いる
→ This watch which I bought yesterday was expensive.
(昨日私が買ったこの腕時計は高かった。)
例3:所有格の関係代名詞
1 This is the girl + 2 Her mother visited my school yesterday.
(こちらは女の子だ) (彼女の母が昨日学校に訪問した)
先行詞は「 the girl 」
2の文で先行詞は「Her」に置き換わっている→所有格の代名詞
→ The girl whose mother visited my school yesterday.
(こちらは昨日母親が学校に訪問した女の子だ)
上記以外の関係代名詞「 that 」「 what 」
・「 that 」
→先行詞が人、物どちらの場合でも使用可能
先行詞が以下の場合にはthatを使うのが良い
・先行詞が「人+物」の場合
・先行詞に最上級や序数詞がついている場合
・先行詞がall anything everything nothing等の場合
例
He was the first guy that came in this classroom.
(彼がこの教室に来た初めての人だった)
・「 what 」
→ 「what」に「こと、もの」と言う意味が包含されているため、先行詞が不
要である
例
It is a lie what I said yesterday.
(私が昨日行ったことは嘘だよ)
※本来こと、ものを表現するためにthing のような先行詞が必要だが、what の場合には必要なし。
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