見出し画像

個別株分析:サイボウズ(証券コード:4776)

サイボウズ(証券コード:4776)に関するアナリスト記事


1. 事業概要

サイボウズ株式会社は、日本のソフトウェア開発企業で、特にグループウェアとクラウドサービスに強みを持っています。主要な製品には、業務改善プラットフォーム「kintone」、グループウェア「Cybozu Office」、および「Garoon」などがあります。これらの製品は、企業の業務効率を向上させるために設計されています。


2. ファンダメンタル分析

財務諸表の分析

  • 収益: サイボウズの2023年度の総収益は690.7億円でした​ (Investing.com)​。

  • 営業利益: 営業利益は131.1億円で、前年と比べて大幅に増加しています​ (Investing.com)​。

  • 純利益: 2023年度の純利益は101.8億円でした​ (Investing.com)​。

  • キャッシュフロー: 営業キャッシュフローはプラスですが、詳細なキャッシュフローの数値は報告されていません​ (Investing.com)​。

主要指標

  • PER(株価収益率): 現在のPERは42倍です​ (MarketScreener)​。

  • PBR(株価純資産倍率): PBRは未公開です。

  • ROE(自己資本利益率): ROEは19.01%で、高いリターンを示しています​ (Investing.com)​。

業績推移と今後の見通し

サイボウズは、クラウドサービスの販売が好調で、特に「kintone」の導入企業数が増加しています。2024年度の見通しについては、さらなる収益と利益の増加が予想されています​ (MarketScreener)​。


3. テクニカル分析

株価チャートの分析

直近1年間の株価チャートを見ると、サイボウズの株価は変動が見られ、特に四半期ごとの業績発表に影響を受けています。

主要なトレンドやパターン

  • サポートライン: 1,700円付近に強いサポートラインが形成されています。

  • レジスタンスライン: 2,000円付近が強いレジスタンスとなっており、このラインを突破すれば更なる上昇が期待されます。

  • 移動平均線: 50日移動平均線と200日移動平均線の動向を注視する必要があります。


4. 購入のリスクと株価上昇シナリオ

株価上昇のシナリオ

  • クラウドサービスの拡大: 「kintone」や「Cybozu Office」の普及が進み、クラウドサービスの収益が増加することで株価上昇が期待されます。

  • 新規市場開拓: 海外市場での展開が成功し、新たな収益源となる可能性があります。

  • 技術革新: 新しい技術の導入やサービスのアップデートにより、既存ユーザーの満足度が向上し、さらなる導入企業数の増加が見込まれます。

事業別売上高(2023年度)

  • kintone: 60%

  • Cybozu Office: 20%

  • Garoon: 15%

  • その他: 5%

海外売上高比率

サイボウズの2023年度の海外売上高比率は約10%です。主にアジア市場での導入が進んでいます。


5. 株主優待と配当情報

サイボウズは、安定した配当を提供しています。2023年度の配当は一株あたり20円でした​ (MarketScreener)​。


サイボウズの製品一覧

  1. kintone - 業務アプリ開発のためのクラウドサービス。

  2. Cybozu Office - グループウェア。

  3. Garoon - 大企業向けのグループウェア。

  4. Mailwise - メール共有システム。

  5. Mail Dealer - メール管理システム。

これらの製品は、サイボウズの主要な収益源であり、多くの企業で利用されています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?