大好きな映画「黄金のメロディ~マッスル・ショールズ~」
人生で本当に衝撃を受けた映画って何本くらいありますか?
僕は元々あまり映画好きではないのですが唯一人生で影響受けた映画と言えばこの映画「黄金のメロディ~マッスル・ショールズ~」です。
多分10回以上は見てるかな?
この映画とのそもそもの出会いはラジオDJ、ライター兼飲み友達の澤田修氏にこんな映画あるんだけど一緒に見ない?って誘われたのが始まり。
もう5年以上前になる。
元々ブラックミュージックは好きだったけど本当に自分が好きで魂が呼応するような音楽に出逢うきっかけになったのがこの映画です。
簡単にあらすじを書くと
“伝説のレコーディング・スタジオ
「マッスル・ショールズ」の歴史に光を当てたドキュメンタリー”
“★あの伝説のスタジオを生んだ聖地=マッスル・ショールズに迫る音楽ドキュメンタリー
“魔法のメロディ"と称賛されたソウル・ミュージックの聖地、マッスル・ショールズが生んだ2つのスタジオとその創設者リック・ホールに焦点を当てたドキュメンタリー。
★ミック・ジャガー、アレサ・フランクリンといった大物ミュージシャンが出演!
マッスル・ショールズでレコーディングを行った数々の一流ミュージシャンが出演し、奇跡のスタジオについて語る。
当時のレコーディング風景も随所に差し込まれ、名曲の誕生をとらえた貴重な映像は必見! !
【ストーリー】
アメリカン・ネイティヴが<歌う川>と呼んだアラバマ州テネシー川のほとりにあるマッスル・ショールズ。
人口8000人の小さな町、森の中にある小さな町のフェイム・スタジオ、マッスル・ショールズ・スタジオの2つのスタジオから生み出された音楽は、歴史に残る重要な名曲を輩出してきた。
マッスル・ショールズは、政治や地理的な影響を受けずに創造性豊かな音楽活動ができる場所であり、白人・黒人という肌の色に関係なくミュージシャンが才能を発揮できた場所でもあった。
マッスル・ショールズ出身、貧しい家庭に生まれたリック・ホールは野心を持って1959年にフェイム・スタジオを設立。
地元の白人のミュージシャンを集めて作ったリズムセクションをバックにヒットを出し、フェイムスタジオの名声はアメリカだけでなくイギリスにも轟くまでに至った。
のちに“スワンパーズ"とよばれるこのリズムセクションがつむぐメロディを武器に、スタジオは1960年代のソウルミュージックシーンを席巻。
南部には人種差別がまだまだ根強く残るその時代に、政治や肌の色に関係なく数々のソウルの名曲を生み出していく。
手掛けた楽曲はパーシー・スレッジの名曲「男が女を愛する時」、ウィルソン・ピケット「ダンス天国」「ムスタング・サリー」、
アレサ・フランクリン「貴方だけを愛して」、チェス・レコードからはエッタ・ジェイムズの「テル・ママ」など数え切れない。
のちには名ギタリストのデュアン・オールマンもフェイムの一員となり、
彼のアイデアとギターでウィルソンの全く新しい「ヘイ・ジュード」も生まれた。
その後もザ・ローリング・ストーンズ、ジミー・クリフ、スティーヴ・ウィンウッド、ボブ・ディラン、ポール・サイモン、
サイモン&ガーファンクルなどを手掛け、70年代のヒットチャートを常に沸かせた。”
物語はFAMEスタジオの創始者リック・ホールの人生中心に語られ始めます。
貧しい小作人の家に生まれたリック・ホール。
弟の事故が原因で両親の離婚や妻の死など20代前半の時点でかなり壮絶。
唯一の救いは音楽。
バンド活動を経てアラバマ州マッスルショールズと言う小さな町にFAMEスタジオと言うレコーディングスタジオを作ります。
もう音楽しか残ってない。
俺は絶対に成功してみせると意気込み音楽を作ります。
そして世界的なヒットソングを次々と世に送り出します。
ニューヨークのミュージシャン達の中ではあそこでレコーディングするとヒット曲と共に帰ってくると瞬く間に評判になります。
なぜそんな名曲が生まれるのか?
実はそれは誰にも分からないのです。
みんな口を揃えてマジックだと言います。
その土地が持つスピリチャルなパワーだと。
まず僕を虜にしたのがやはりその音楽。
劇中でアレサ・フランクリンも言っていたのですが最高に泥臭くてファンキー!
特に地元のミュージシャンによって結成され、FAMEスタジオの専属スタジオミュージシャン「スワンパーズ」による演奏がクソかっこいい。
ドラマーのロジャー・ホーキンス大好き。
これは僕も田舎生まれで自然の中で育ってきたと言うのも関係するのかもしれない。
これまた劇中でスティーヴ・ウィンウッドが言っていたけど見ている景色が音楽に出ると。
有名な曲を何曲か紹介します。
そしてリック・ホールそのものの人生にも深く感銘を受ける。
彼は言います。俺の人生は拒絶の連続だったと。親に拒絶され、仲間にも拒絶された。
だがその拒絶があったからやってこれたと。
彼は両親の離婚後、父親に引き取られます。
男手一つで育ててくれた父親に大人になってトラクターをプレゼントします。
でもそのトラクターが原因で悲劇が起きます。
そんな父と息子を題材にして出した曲がこの曲。
歳のせいかこういう家族系のやつは涙腺ゆるくなっていかんね…。
さてざっくりと内容に触れてみましたがいかがでしょうか?
ストーリーはもちろん音楽も本当に素晴らしいこの映画。
ソウルミュージックに興味がある方には本当にオススメなのでぜひご覧あれ!!
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