ルーツミュージックを感じるためニューオリンズを旅した話〜DAY 2〜
前回までのお話
翌日。
時差ボケのため強制的に朝の5時に目が覚める。
昨日の酒が残りつつもあまりにする事ないので朝の7時くらいからビールを飲む。
旅行中でなければ軽めのクズである。
アメリカのライトビアは朝に合う。
基本的にライブハウスが開くのは夕方以降になるためそれまでは適当に観光したりホテルでだらだらと過ごすしかない。
幸いドミトリータイプだったり共有スペースもあったりですぐに友達はできた。
カナダ人とドイツ人と全く聞いた事ないトランプのゲームしたり、
必死で英語でルールを説明してくれるんだけどただでさえ初めてするトランプゲームのルールなんか分かりにくいのに英語だから完全に分からなかったり、
すかさずニキにどういう意味?って聞いて私も英語で説明されたけど分かんないって言われたりして過ごした。
そんなこんなで日中ホテルでダラついていると同じ部屋に日本人の男の人が入ってきた。
かるく挨拶して話しているとどうやらベーシストで、名前をナオさんというらしい。
ナオさんはニューオリンズに1週間ほど滞在して音楽を聴きまくるためにきたそうだ。
話しているとめちゃめちゃいい人で優しい。
僕の目的もすごい応援してくれた。
するとナオさんからリバースブラスバンドというバンドのライブを今夜見に行かないかと誘われた。
ニューオリンズに来たら絶対に見るべきバンドで有名なブラスバンドだそうだ。
僕も現地のガチバンドを見たかったので一緒にいく事にした。
そして夜。
いよいよライブが始まった。
ちなみにニューオリンズのブラスバンドは少し変則的でドラムセットはなく打楽器数人と管楽器の編成となる。
詳しくはこちらを。
そしてライブはというと…
凄すぎた…
いろんな意味で。
まず音のキレと音圧が凄い。
いや、凄すぎる。
いや、もう兵器。
音の弾丸が身体中に刺さってくる感じで徐々にダメージを追っていった。
時差ボケのせいもあるかもだけど後にも先にも音圧がきつくてライブを途中退席したのはこの時だけだ。
悔しい事に最後まで見られなかった。
その後はおとなしく宿に帰った。
いよいよ明日から本格的に動き出すか。
そんな事を考えながら眠りについた。
続く
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