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お金の増やし方 〜複利の効果〜

「老後2000万円必要」という金融庁のレポートが話題になりました。この報道により、将来に不安を感じた方も多いと思います。

金融庁のレポートで言いたかったのは「長期的な資産形成の必要性」です。長期的にお金を増やしていくにはどういった方法が適しているのかを説明したいと思います。

☑️ 単利と複利の違い ⇒  複利での運用が有効

☑️ 複利で運用した場合、お金が2倍になるのにかかる時間


☑️ 単利と複利の違い ⇒  複利での運用が有効

金利には「単利」と「複利」があります。

単利:利息を元本に組み入れず、元本部分に対してのみ利息がつきます。

複利:元本から得られた利息を元本に組み入れて、利息がつきます。運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んで膨らんでいきます。

例えば、5%の利回りで100万円を20年間運用する場合を考えます。

単利だと毎年5万円もらえますので、20年で100万円の利益になります。

複利だと20年で約165万円の利益になり、単利で運用するより利益が多くなります。(運用で得られた収益は全て再投資し計算)このように複利で運用することで、大きな収益を得ることができます。

※アインシュタインは「人類最大の発明は複利だ」と言うほどその効果は大きいものです。

☑️ 複利で運用した場合、お金が2倍になるのにかかる時間

複利で運用して資産を倍にするために必要な年数を計算するのに「72の法則」とよばれる計算式があります。

72の法則(複利の場合)

72÷金利=お金が2倍になる期間(年)

例:
1%で運用  72÷1=72  →  約72年必要
3%で運用  72÷3=24  →  約24年必要
6%で運用  72÷6=12  →  約12年必要

逆の考え方もできます。20年で資産を2倍にしたいなら72÷20=3.6% →  3.6%で運用する必要があります。

簡単に計算できますので、お金を貯める際の具体的な目標を作る時やローンの計算にも応用できます。
手元にある資金をどのように運用すると、何年後に目標金額を達成できるかなど資産運用プランをことができます。

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