万有引力

万有引力の法則ってあるじゃないですか。
質量を持つ物質は互いに引き合う力がある、というやう。
力の大きさは質量に比例するので、引き合ってくっついて、重くなればなるほど、他の物質を引き寄せる力が強くなる。

アンラッキーなことが続くと、「ついてない。また何か悪いことがあるんじゃないか」って考えてしまう。そしていつもなら気にしない些細なことさえ、「アンラッキー認定」してしまうことってないですか?そして小さな幸せをかき集めて大きな不幸にして叫んじゃう。不幸だー!って。

アンラッキーなことは質量を持っていて、互いに引かれ合っているんじゃないかと思うんですよね。だから雪だるま式に大きくなるんだと。

しかしそれをよく観察してみると、そこに在る引力って、どう見ても自分のメンタルなんですよね。自分自身のメンタルが、関連性のない複数の小さな不幸を結びつけて大きくしている。不幸の感度が上がってしまっている。

辛いことの輪郭をはっきりさせることは、精神を保つ上で大事だと思う。「こんなやなことがあった」と人に聞いてもらうとスッキリするのは、もやもやと滲んで広がる嫌な気分にへりを作ることができるから。それ以上は広がらず、かさぶたになって治っていく。

ただ、小さな不幸をつなげて大きな不幸を作り出すと、それは強い力になってまた次の不幸を呼んでしまう。自分自身で、不幸になるような行動を無意識にとってしまうようになる。こわい。

アンラッキーそのものには、引き合う力はない。
それぞれが独立していて、ひとつひとつは取るに足らないもの。分断しましょう。美味しいもの食べたりしてさ。

結局は「考え方次第」というお話。

ということは、自分のメンタルという引力は、ポジティブな方向に使ったほうがいいというお話。

ハッピーのかき揚げの衣は自分。

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