見出し画像

勉強する理由

誰かと会話をすることって大事だなと思う。
これは別に対面での会話に限らず、テキストでの会話でも。
誰かと会話していると自分の頭の中が整理される気がする。ぼんやりと考えていたことが言語化されて、「あ、自分ってこんな風に考えていたんだ」と気がつく。

先日もそんな体験があった。
Instagramのストーリー経由で高校の同級生とやり取りをしていたときのこと。LGBTについて勉強していると言ったら、なぜわざわざ勉強しているのか聞かれた。なにかしらサービス提供者になる予定か?と。
そのときにパッと出てきた回答が、

「いや、単純に無意識に誰かを傷つけたくないから」

だった。
そのときはほんとにパッと頭に浮かんだけど、今までそんな風に考えたことはなかった。でも、とてもしっくりきた。「無意識に誰かを傷つけたくないから」。
LGBTのことに限らず、勉強する理由はもちろんこれ以外にもいろいろあるけど、「無意識に誰かを傷つけたくないから」というのは僕にとっては大きな理由に違いない。

これまでの人生で僕は幾度となく無意識のうちに誰かの心を傷つけてきた。傷ついたことを表明してくれた人もいれば、口にも顔にも出さず、ただ耐えた人もいるだろう。その場合、当然僕は傷つけたことにも気づかない。
しかし、いろいろと学んだ後に、もしかしてあのときあの子のことを傷つけたんじゃないか? そんな風に振り返って反省することがある。でも、いまさら遅い。同じ過ちを繰り返さないように学ぶしかない。

きっとこれからの人生でも、僕は誰かのことを悪気なく傷つけてしまう。いくら勉強しようと知らないことはなくならない。勉強すればするほどそれがわかる。
でも、ゼロにはできなくとも、少なくすることはできるはず。そのための努力は怠らないようにしたい。
無意識に誰かを傷つけないために、僕はこれからも勉強し続ける。

-------
会話もいいけど、こうやって文章にするのもいいな。たまにこうやって自分の考えを整理することにしよう。これをきっかけに新しい会話が生まれるかもしれないし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?