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占いをめぐって⑥金運

まだ学びの途上にある初学生なので、占い師としての活動はしていません。
が、鑑定を頼まれることがしばしば。ありがたし。
ご依頼のテーマは恋愛(不倫もふくむ)、結婚や相性、そして仕事やお金のことがほとんどです。

恋愛や結婚、相性はさておき、仕事、お金のことは大雑把に金運とくくっていますが、生活に直結することなので、生きて行く上の基本的なファクターではあります。
興味深いことに、お金については人それぞれに感覚が違います。
手持ちのお金について「これだけしかないのか」と感じる人と「まだこれだけある」と感じる人と。
さらには、お金を使う事を損失ととらえブレーキがかかる人と、使い道について必要なものなのか否か精査する人....。これらはお金の扱い方といいかもしれません。
また、いくら持っていたら豊かだと感じるのか。お金が足りないと思うのは、どんな時なのか。
私自身を分析すれば、基本的に必要なお金以外は、美味しいものを食べて、学ぶのに足りれば十分だと思っています。が、お金を使うときに(お金が出ていくときに)は、失う、という喪失感に激しく襲われます。買うことをクヨクヨ迷ったあげく、これを買わなかったら自分の人生は成立しないのか、とまで自分を追い詰めます。しかし手元を離れたお金には、いっさい執着がありません。ケロリとしています。罪悪感もありません。
連れ合いに「そのあたり、どうよ?」と聞いてみると、合理的にお金が出ていくのはまったく気にならないと。
で、格別に美味しいものを食べたいとも思わないし、ゴージャスな食事をしたいとも思わない。着ているものも穴さえ開いていなければ、慣れ親しんだもののほうが心地よくて、流行にも興味なし。たまに映画を観てお酒が不自由なく飲めれば御の字である。とはいえ、それは自分自身へのお金の使い方であって、家族の幸せのためなら別だと。
これには「ほぉ~~っ」と声を出してしまいましたよ。ま、寡欲(かよく:欲が少ない)の人だという事にしておきましょう。とはいえ一度放出したお金のモトを、取るのにはシビアです。セコイくらい(ある意味ゲーム感覚で)おトクが好きです。この意識をわたしはまったくといっていいほど、持ち合わせていません。
おっと脱線しました。お許しを。

さて、金運というのはクセ者でして。
金運は安心感につながります。
定年退職後2000万円必要なんて言われると、ドキドキしちゃいますものね。

お金は自己承認欲求とも関係します。
お金持ち(セレブ)という社会的なステイタスを持つことで、その欲求が満たされる人もいるでしょう。仕事も同様ではないでしょうか。とりわけ男性は、その傾向が強いような気がします。

お金(物質)は=(イコール)ではないけど≒(ニアリーイコール)愛情とか気持ちだったりします。
お中元、お歳暮などはそういう意味合いがあります。贈答(無形もふくめて)というのも興味深いテーマですね。もちろん、こちらについては、育った環境によるので正しいとか、正しくないはまったくありません。
おっとまた脱線しそうになりました。

金運についてリーディング(鑑定)を頼まれると、私はまず依頼者がどのようにお金(仕事)をとらえているか、そこに潜む心理をチャートから読み取ろうとします。
このとき注意しているのは、鑑定する側の自分自身の金銭観や仕事観から、リーディングを歪ませない、ジャッジしないこと。
これについては金銭感覚以外でも、例えば恋愛や結婚観、家族観などについても自分のフレーム(とらわれてる概念)やラベリング(決めつけ)もチェックする必要があると考えています。たとえば不倫はいかん、というフレームがあってリーディングするのと、それを外してリーディングするのとでは解釈が変わりますし、結果を伝える言葉がフレームによって歪むからです。

賢龍先生の本

西洋占星術の賢龍雅人先生の『マイ・ホロスコープBOOK:本当の仕事・お金観』は、西洋占星術を知らない人でもわかりやすく、仕事観、働き方などをふくむ金銭観、そして職場の人間関係まで分析できます。こちらでサクっと家族をリーディングしてみると、血を分けていたり一緒に暮らしていても、意外に気づかなかった金銭観や仕事観が見えるかもしれません。
西洋占星術初学者にオススメです。

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