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ネイタルチャートの水星逆行のお話

こんにちは、星のさざめきです。

今日のテーマはネイタルチャートの水星逆行の解釈についてのお話です。



そもそも水星☿という星は、積極的/受動的のどちらか? と問われれば受動的な星なのですが、バースチャートの水星が逆行している場合、まずは水星ルーラーの双子座♊&乙女座♍のハウスカスプをチェックする必要がありますね。


逆行とは、一定方向に伸びたベクトルが一旦内向するという意味になりますが、言い換えるとエネルギーが内にくぐもったという事象です。



水星という”元々受動的な思考”を表す星がレトログレードしていることから、水星が支配する2つのハウス(人生の舞台)に大きな影響が及びます。



さてここで話は少々逸れますがお付き合い下さい。

現代社会というのは”貴族社会へ一気に逆戻りしている”と言えるのではないかと思います。

今年の大河ドラマのテーマが平安時代というのも興味深いのですが、決して偶然ではないでしょう。狙っているはずです。

貴族社会というのは一言で言ってしまえば、

本音と建て前が大きく乖離したヒエラルキー社会


なのですが、これは現代社会にもそっくりそのまま当てはめることができます。

本音を面と向かって言ってはならない時代なのですから当然現代社会は息が詰まります。Xを覗けば至る所でその怨嗟が満ちていますよね。


以前のブログでも書きましたが、一連の性加害問題はいわゆる権力者側の潔癖性傾向が露わになったまでで、これまで良い思いをしてきた権力者のポチ達をこれ以上のさばるの許しません邪魔で不要な人間ですから淘汰します!と言ってる。


そうそう「源氏物語」の主人公の光源氏って強姦(被害者は数知れず)・女児誘拐(若紫つまり後の紫の上のことね)など、相当引くレベルのマジで内面キショい奴だと思うのですが、時の権力者である桐壺帝の息子ってことで全てオールで許されてますよね。しかも自分も同じことをしでかしておいて柏木のことはなお許せず、死に追いやるという。

でもでもね、現代社会も実は同じであり、権力者側自体は潔癖症でもなんでもない(!)、ということで辻褄合ってると思います😱。



ここで水星☿逆行しているあなたに向けて話を戻しますが、このように本音と建前が相当ズレている現代社会において、特に2つのハウスの示す領域についてどのように生きていくか、子細に考察を重ねた方がベターだと思います。

”ベターだと思います”と述べたのは、結論それを選択するのもしないのも逆行水星を持って生まれたあなたが決めるべきことであって、自分で決断することで水星があなたに大きな力となって働いてくれるはずなのです。


もう一度言います。選択するもしないも、あなたの自由ですよ~。


追伸:2月24日の♍満月の月のサビアンシンボル(♍6度:数え)は「メリーゴーラウンド」です。季節的にも草木の芽吹きと共にアップダウンやイライラがどうしても起こりがちなのですが、こういう時こそ丁寧な暮らしを心掛けると良いのでしょうね。








          

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