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中ぶくれ+シュンツ形のまとめ


今回からは、牌理の話を小出しにしていきたいと思います。

タイトルにある『中ぶくれにシュンツがくっついた形』について、以下の3つのパターンを考察してみます。

中ぶくれの1例として3445を考えた場合、678,567,456のシュンツを加えると、それぞれ3445678,3445567,3444556の3つになります(345を加えたパターンは簡単なので省きます)。

それぞれが好形に発展する部分でありながら、機能性は少しずつ異なる点が面白いところです。

他の6枚が2メンツなら既にテンパイしており、他の6枚が1メンツ+トイツ(またはターツ)+浮き牌ならイーシャンテンの形になります。


① 3445678

(1)くっつきイーシャンテンとして25,369の受けがある(良形テンパイ)
例)3445678m 22p 3678s

(2)7をツモれば34456778の両翼形になる
例)  3445678m 22p 3678s  
ツモ7m:打3sで34456778の両翼形
例)  3445678m 23p 6678s
ツモ7m:打6sで34456778の両翼形

(3)タンキ4待ちの仮テンからの変化

例)3445678m 234p 678s
ツモ258mかツモ369m:打4mで3面張に変化
ツモ7m:打8mで25m待ち


② 3445567

(1)くっつきイーシャンテンとして258,36のほか、愚形であるが9の受けもある
例)3445567m 22p 3789s
ツモ9mのカン8mテンパイはやや盲点になりやすい。
例)34455679m 34p 778s  
3445567に9がくっついている形の例。現状はカン8mと25p受けの1シャンテンだが、479m引きで完全イーシャンテン、25m引きでリャンメンカンチャン、36m引きでマンズの受けが3面張になるなど、変化が多彩。

(2)ノベタン47待ちの仮テンからの変化
例)3445567m 234p 678s
ツモ258m:打4mで3面張に変化。
ツモ3m:打7mで高めイーペ―コーの36m待ち。ツモ6m:左右対称型になり高めイーペ―コーの36mか47m待ちを選択できる。


③ 3444556

(1)くっつきイーシャンテンとして25,36との受けがあり、4もエントツ形になる。
例)3444556m 22p 3678s
ツモ5mか6mならイーペーコー確定形になる。

(2)47待ちのテンパイからの変化
→多面張への変化が豊富
例)3444556m 234p 678s
ツモ2m
→打5mで2344456mの147m待ち
ツモ3m
→打5mで3344456mの347m待ち
ツモ5m
→打3m(6m)で4445556mの4567m待ち 
ツモ6m
→打3mで4445566mの 4567m待ち

更なる発展形)
※3445556789 :25待ち(345+4556に789をくっつけた形)
ツモ3:33445556789
→打9で3344555678の23458待ち
ツモ4:34445556789
→打3で4445556789の45679待ち
ツモ6:34455566789
→打5で3445566789の369待ち、打9で3445556678の258待ち
ツモ7:34455567789  
→打4で3455567789の258待ち
ツモ8:34455567889  
→打9で3445556788の36待ち
ツモ9:34455567899  
→打5で3445567899の369待ち


3444556からの多面張変化は少し複雑ですが、チンイツなどの一色手で出現する形なのでなるべく押さえておきたいところです。




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