Xデザイン学校 第5回講義省察

講義が進むにつれ、学ぶべき事柄がたくさんあることに気づかされます。
聞いたことがない言葉を調べると、大抵MBAの用語集が検索で引っ掛かります。経営については少しずつ学んではいるものの、まだまだ知識レベルはひよっこ・・・。
個人的には、先日の「高度デザイン人材育成シンポジウム」で定義されていた「ビジネス知識を持ったデザイナー」を目指しているので、2〜3年後に確実に目標達成できるよう、Xデザイン学校の講義と並行してビジネスについても引き続き学んでいきます。

1. シングルループ学習とダブルループ学習

●低次学習(シングルループ学習)
低次学習(シングルループ学習)は、既存の枠組みの中で継続的な改善を加えていく組織学習です。手段や方法の改善を主眼とする低次学習(シングルループ学習)は、組織がゆっくりと成長している際に必要とされています。

●高次学習(ダブルループ学習)
高次学習(ダブルループ学習)は、既存の枠組みを超え、組織全体を根本から改善していく組織学習です。従来の行動規範やフレームワークにとらわれず、全く新しい価値観を創造していく高次学習(ダブルループ学習)は、組織が革新的に進化するために必要不可欠とされています。

引用:paddle design company「組織学習と組織変革」 ​

調べてみたら、「トリプルループ学習」というのもあるようで、下記のページでそれぞれの違いがわかりやすく解説されていました。
引用:自働経営ラボ「不確実な時代に戦略を考える視点」

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シングルループ学習は、物事に「適切に取り組んで」いるか?と問うことです。設定された目標に対しての取組みの状況を確認します。PDCAを回すような感じです。

ダブルループ学習は、「適切な物事」に取り組んでいるか?と問うことです。しっかりPDCAを回しているのに成果が出ないときなど、そもそも設定した目標(P)が適切でなかったのではないか と考えてみることです。

トリプルループ学習は、何が適切で、何が適切でないかについて、「どのように判断している」のか?と問うことです。そもそも自分たちは何を大事にしていて、どうなりたいのか、普段見落としていることはないか、などを考えてみることです。

職業柄、シングルループ学習は経験でできるようになっていましたが、一歩先のダブルループ学習まではできていなかったと気づきました。日々の仕事中に意識し、ダブルループやトリプルループで考える習慣をつけていきたいと思います。

2. エスノグラフィー

UX関連のセミナーに参加すると必ず出てくるこのワード。
講義を受ける前は、
「エスノグラフィー??民俗学がなんでここで出てくるんだろう🤔??」
という状態でしたが、今回の講義で何故エスノグラフィーの考え方が大事なのか、なんとなく掴めた気がします。

エスノグラフィー
デザイン思考、共感が重要。
ユーザーを深く理解し、共感して問題を探る。母数はあまり気にしない。
エスノグラフィーをビジネスに応用することを「応用エスノグラフィー」というそうです。

・質的調査(To-Be)
UXでは、エスノグラフィーでいう「参加者」として現場密着型の調査をする。

情報は、現場の加工されていない一次情報が最も重要。
相手方企業の担当者にユーザーからの意見を聞くのはNG(担当者のフィルターを通した二次情報になってしまうため)

(例)小泉八雲の情報提供者は妻1人
エスノグラフィー(長期観察 ⇄ 回顧型)
長期にわたって習熟のプロセス(成長モデル)を理解する必要が増えてきている。

3. エグゼクティブインタビュー

目的
・自社について何がわかっていて、何がわかっていないかを確認する。
 (フォーマットで埋められない項目を探し、企業の成熟度を見る)

・サービスを実現するにあたり、ユーザーの何が知りたいかを確認する。

★自分ごととして問いを立てる
★ビジョン・パーパス・ミッションを再定義

エグゼクティヴインタビュー後の提案では、提案内容について「なぜ課題企業さまがそのサービスをやる必要があるのか?」という根本的な部分を考えられていなかったため、モヤモヤした状態で終わってしまいました。

まだどこか他人事で考えてしまっているので、講義中だけでなく普段の仕事から自分ごととして考える習慣をつけていかないとな・・・と思いました。

長くなってしまったので、今回はこの辺で終わりにします。


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