「ゲームで短歌を詠む』という行為の中に見た、電脳遊戯の中の侘び寂び

近年、バラエティ番組などで俳句を査定したりして、やれ情景が出てくるの出てこないの、言葉選びがいいの悪いのいつも言っているように感じる。

新聞を開けば俳壇や歌壇には世相への嘆きが投げられていて。決して悪い訳ではないが、個人的に句を詠むことは自分にとってやや遠いものに思えた。

あるものをTwitterで見るまでは。


私自身、Twitterにアップされているゲームのスクリーンショットやイラスト、創作の文章などをとても楽しく見ている。過去には文章書きとして活動をしていたこともある。そのサイトは無くなってしまったが。

ある時、Twitter上にて ゲームタイトルを題材に短歌を詠むハッシュタグを見かけた。その短歌はゲームのストーリーやキャラクターを題材に短歌として創作されており、好きなゲームなら私もやってみようかな、と数本の短歌を詠むことにしてみた。

瞬く間にそのツイートはフォロワーに伝わり、短歌を褒めてくれる人も出た。

ゲームの世界を短歌にする。

その三十一字に、ゲームの世界、キャラクター、ストーリーを織り込む。

電子の世界にも、侘び寂びがあるのだと感じた。


美しき日本の文化で、あなたも電子の世界を表現してみませんか?