プレイリスト / 2023.09




ROBO - SEKAI NO OWARI

実は楽曲解禁されたその日(8/21)に聴いていたんだけれど、まだ載せられるほど聞いていなかったので載せなかった曲のひとつ。

勝手に再生される
僕らのベストメモリー
止めようとしたって止まらなくて
涙が溢れてくる
体の温度が上がってくる Ah
錆びたハート動き出して
冷えた胸はあったまって
両目はもう涙だらけ だってさもう

ラストサビに向かう前の歌詞の描写が本当に美しすぎる。言語化が難しいんだけど、思い出を思い出すときって涙が溢れてくるものだと思っていて。私はまだ思い出を思い出して涙を流した経験はないけど、きっと涙を流す姿は自分でも他人でもどんな人でも美しいと思う。その姿を必要最低限の言葉で表現していて、苦しい、会いたい、大好き、大嫌い、そんな色んな感情が引用歌詞で全部見えてくる。この部分だけ毎回ある人が空を仰ぎながら涙している姿が頭の中で映し出されているんだけれど、その人物は誰にも教えたくない。本人さえも無理かもしれない。

言わずもがな中一からセカオワのファンで、セカオワが好きなんですと言うと「好きな曲なに?」って聞かれてて「うーん…」って悩んでたんだけど、8年経ってようやく答えが出ました。ROBO、セカオワの中でいちばん好きな曲です。ドラマの主題歌なんだけれど、この考えが塗り替えられそうで怖いので私は見ないという選択肢を取ります。

伝わるか分からないけど、深瀬さんに問わず加工した声で歌われる曲はだいたい好き。ROBOは声もそうだけど前奏も好き。


ムーンライトステーション - SEKAI NO OWARI

夏だからなのかは分からないけど、ずっと聴いてた。

ムーンライト(私が勝手に呼んでる曲の略称)も含め、セカオワの曲って物語系のものが何個かあって、例を挙げると不死鳥、眠り姫、MAGIC、スノーマジックファンタジー、マーメイドラプソディー、Error、向日葵、千夜一夜物語、Missing、蜜の月がある。(例に挙げるって書いたけど、物語系の曲と思うもの全部書いた)その中で死を迎える曲があって、MAGICとスノーマジックファンタジーと見方を変えればErrorもある。物語としては好きなんだけど、死を迎えるのは…と個人的には好みじゃないんだけど、ムーンライトは死を迎えない曲になる。曲のあらすじとしては東京に降りてきた子と一緒に過ごして、月に帰るという話。童話のかぐや姫をもとにした曲、と伝えたら分かりやすいような気がする。(分かりやすいと言うよりかぐや姫を元にしてるんだけれど)

まあ要するに、物語系の曲があるということを伝えたかったんだけれど、この曲は「別れ」がテーマだからこそ伝えられるものがあると思っていて。

月の光が照らすその駅
僕が君に言えなかったこと
ありがとうを僕は忘れてた
君が月に帰ってしまう前に

曲の中で引用部分がいちばん好きで、どんな時でも「ありがとう」を伝えるのは大事だなと思わせてくれる。

余談なんだけれど、セカオワファンになる前にムーンライトがイメージソングになってるぷっちょのCMを見たことがあって。当然ファンになる前だから興味も何もなかったんだけれど、動画で言う4つ目のCMがすごい印象に残ってて、なんだったのかなあと最近ふと思う。1,2,3番目のCMは見たことなかったです。


ファンタジー - SEKAI NO OWARI

去年、年が明けて初めて聴いた曲がこの曲で、聴くたびにそのことを思い出してる。

この頃はまだ「世界の終わり」表記で、メンバーの名前も漢字表記なんだけれど、この前Fukaseさんが「全然ファンタジックな曲じゃないんだけど、俺の中では最大限のファンタジーだと思ったから『ファンタジー』っていう曲名にした。今の俺がこんな曲を書けって言われても世の中の色んなことを知ってるからこんな明るい曲は書けないと思うし、ファンタジーっていう曲名にもしないと思う」ってラジオで仰ってて、それがすごく印象に残ってる。書道教室を辞めた頃からラジオも聞かなくなってしまったけど、また聞いてみようかな。


わたがし - back number

先月も挙げていたんだけれど、この曲、私の中で「夏だ~!」って感じがするから、これを聴かなくなるまでは夏が終わらないと言い張っていた今年の夏。(ついでに今年は7日くらいから聴かなくなったので今年の夏は終わった)来年も言い張りたい、夏が終わらない言い訳。イントロのピアノが女の子の儚さを表現してる。控えめに言って天才。


聖者の行進 - back number

LINEのステータスメッセージ、何も書かないのはなんとなく寂しいので私はその時ハマってる曲名を書いているんだけれど、一時期「聖者の行進」にしていた。ハマっている曲名を書いていることをLINEを交換している人達が知っているかは分からないし、私が勝手にしてるだけなので自ら教えるつもりもないけど。

というのもこの曲って意外と岐路に立っている時に聴いた方がより心に響く感じがして。この歌詞が特に、というわけじゃなくてこの歌詞全体に言えることだから聞いてくれとしか言えないんだけれど、一人のことをいい事に集団心理をうまく使っているような感じがする。上手く言えないけど。

彼ら好みの人間を目指しているわけじゃない

二番のサビ前に引用歌詞があるんだけれど、みんなそれを抱いて生きている気がする。社会が、世間が「こうあるべき」を押し付けてくるけど、それは社会や世間が求めているものであって、自分自身ではない。それを一言で言い表しているのがさすがだなと思う。


月とアネモネ - Mrs. GREEN APPLE

他の曲と比べて飽きるまでリピートしてましたって訳じゃないけど、シャッフルで流れてくると思わず聴き入ってしまう曲のひとつ。

白いアネモネの花言葉は「希望」「期待」「真実」だそうで、白いものは何かということで「月」にしたのならいいなぁと思う。

正直こんな世界で生きるのは困難だ
「欲に塗れるお金持ち」「感情が栄養の浮浪者」
いつになったら「平等」の意味に気づくの
そんな私だって  貴方に

全員一致で拳を掲げ  幸せだと言えるかな
いつになったら「幸せ」の意味に気づくの
そんな私だって  時折

一番と二番のサビ前の歌詞。不自然に「貴方に」「時折」と終わっているからなんでだろうと思っていたけど、もしそこに「期待している」という言葉が含まれているのなら。やっぱり大森さんはすごいなぁ。

この日々がいつまでも続けばな
生きづらいこの日々達が続けばな

生きているこの世界が不自由だと分かっているのに、時々疑問に思っているのに、生きづらい日々が続けばいいと願っている。世の中の「真実」を知っている(気付いている)のに、どこか退屈な感情を抱きながらも生きづらい日々が続いてほしいと「期待」をしている。私がこの曲に惹かれていたのはそういう事なのかもしれない。


003 - back number

『エメラルド』と同じ類の曲だと個人的には思ってるんだけれど、表現が的を撃つのか毎回ハマってしまう。WANIMAの曲にそんな感じの曲があったんだけど、ダイレクトすぎて好きじゃない。だけど、なぜかback numberの曲はそんな感じがしない。すごい。(だからと言ってそれをするのは好きかと言われるとそういう訳じゃないです。行動にするのはまた違います)


サイレン - back number

ある人が彼女さんと別れたと聞いて、何もできないけど代わりにこの曲を贈りたいと思ってずっと聴いていた。「あなたの心 千切れ 空に舞って 綺麗ね」という歌詞が個人的に印象的な『ミラーボールとシンデレラ』でもよかったけど、大切な人と別れた時は『サイレン』の方がより刺さる気がする。

鳴り止まない胸のサイレン
もう君は僕のものでは無くて
積み上げた物も全部置き去りで
行ってしまうんだね

鳴り止まない胸のサイレン
もう君は僕のものでは無くて
愛し合った時間も全部上書きして
消してしまうのかい

君もいつかまた恋をして
その肩にキスをされて
その口で笑いかけて
その耳で愛の言葉を
その胸はその身体は
ここにあった愛しい愛しい心は

別れたのは私じゃないのに、引用歌詞部分を聴くたびに苦しくなってる。二番サビの「消してしまうのかい」の「かい」の歌い方が本当に好き。幸せになってね。


ANTENNA - Mrs. GREEN APPLE

MVとライブ映像、どっちも気に入ってるからどっちを先に載せようか迷ったけど、ライブ映像の方が先に出たのでライブ映像の方を先に載せます。

ライブの話になってしまうけれど、今回のミセスのライブは本当に行って見たかった。ドームが初参戦は絶対にいいだろっていう勝手な妄想。だってセカオワがよかったから…。(ちょっとした言い訳)それに加えてライブコンセプトがアトランティスでセカオワとは違うまた世界観がいいなあとライブ映像を見て再実感。来年こそは…来年こそは行くぞ…。好きな歌手のライブに最低一回は参戦するって決めてるんだから…。これは意地だぞ…。

とまあそれは置いておいて、MVで大森さんが宇宙服を着ていて、途端にセカオワのライブ『BLUE PLANET ORCHESTRA』(読み:ブループラネットオーケストラ/略称:ブルプラ)を思い出してしまった。

(二人ともパッと見、顔が似てるんだよ!と言いたいんだけれど本人たちはあまりいい気はしないと思うのでそっと自分の中に閉じ込めておきます。すごい今更だけどFukaseさんと大森さん10歳以上年の差あるの純粋に驚き…)

これブルプラでインスピレーションを受けていたらファンとしてはめちゃくちゃ嬉しい。むしろ歓喜。万々歳。舞い上がる。そしてラスサビを歌ってる大森さんの周りをドローンで撮影するのずる過ぎる。第三者目線+周りをまわるは私の理想すぎてインスタのストーリーにあげてしまった。唯一交換してる後輩ちゃんに半強制的に見せてしまった。ごめんなさい…

話を戻して、セカオワはライブのセットが壮大なことで有名だけど、大森さんが哲学や神話に興味がある(好き)らしいことを知ったので、それを上手く使ってミセスにしか出せないライブセットを作り上げて欲しいなって個人的には思う。

余談だけれど、以前、学校の先生に「ミセス、活動再開してからすごいメイクするようになったよね」と言われて意見聞かれたけど、個人的には全然アリです。End of the world(セカオワの海外活動名義)もメイクしてるので…というのは半分冗談で、髪を染めたり、メイクをしたり、オシャレな服を着たり、それらが彼らのあるべき姿なら、それでいいと思う。最初は違和感を持つかもしれないけど、いい意味で人間って慣れていくし、それで多様性が認められていくならいいと思う。

曲の始まりが「Boys and Girls」なんだけれど、ライブ映像のコメント欄に「最初『午前午後』かと思った」というのを読んで最初は「そんなことないでしょ~」って思ってたけど、聴くたびに「午前午後」に聞こえてしまってちょっとだけ頭抱えてる。


青い太陽 - SEKAI NO OWARI

Twitterでこの曲が一番好きだと言っている人が居て解説をしているのを見たことがあるんだけど、歌詞はもちろんコード進行とかも研究していてすごいなぁって思った記憶がある。

私達の太陽は全ての星から独立した存在であり
ただ1つ「夜」に存在出来ない星である。
その理由は太陽から発せられる「光」にあった。
その「光」とは太陽の「存在条件」でありそれは永遠の孤独を意味した
今日も太陽は「孤独の象徴」として世界を照らす。

この曲はイントロがなく、引用部分を意味した英語が歌われ、一番へと続く。もし世界が終わったなら、を歌っていて、サビの英語ではこう綴られている。

私達の太陽はいずれ終わっていくのだろう。
私達の太陽はいずれ死んでいくのだろう。
その時、私達の世界は太陽に照らされていたんだと解るのだろう。

太陽に依存している私達は、生きている時太陽のおかげで生活が成り立っていることを忘れてしまう。言葉にすることが難しいけれど、そんなこと生活している時に考えない。でも作詞した深瀬さんは多分ずっと考えていたことで、それを歌にして私達に届けた。この曲が好きだ、と言ってくれる人がいて、なんというか、もっと世界に感謝しなきゃいけないんだなって思う。

明日、もし太陽が無くなってしまったのなら。そんな事を考えながら、夜、ベッドの上でヘッドホンをつけて聴いていた。


白昼の夢 - SEKAI NO OWARI

私自身、バラードと分類されるような曲は日常生活の中で聴きたくないと思っている。できるだけ人の前では明るい自分で居たいし、不意に流れてくる曲で気分を左右されたくない。だから、普段は明るい曲を聴いているんだけれど、ふとした時、静かな曲が聴きたくなる。その中のひとつが『白昼の夢』になる。

私の中でこの曲はかなり静かな曲に分類される。歌詞も花束を持った主人公が空を見て家に帰って、朝と夜の繰り返しと歌っているだけだ。何もない。けど、日常ってそんなものだから、別に聴いてて嫌でもない。言葉にするのが難しいけど。

深瀬さん曰く、セカオワの曲で一番人気がない曲らしい。Treeというアルバムに『銀河街の悪夢』という曲があるのだけれど、それの始まりの曲だと言っている。『銀河街の悪夢』は深瀬さんの実体験なので、白昼の夢もそうなんだろうなぁと思う。


W/X/Y - Tani Yuuki

お気に入りの曲プレイリストに入っている中の一曲。曲が再生されてまず入ってくる秒針の音が好き。音楽なのに生活感が漂ってる。好きだなあ。

君がいなきゃ今もどこかで
動けないままの僕で
ありがとうを伝えたいのです
これからは僕が支えてくって

私はこの曲を男性目線で歌ってるものと解釈しているのだけれど、男性って少なくとも女性の前では強がっていなきゃいけない生き物で。でもやっぱりもとを辿れば同じ人間だから弱音も吐きたくなるけど世間がそれを許してくれなくて。蹲りそうなところを彼女(恋人)が手を差し伸べてくれて。世間は許してくれなくても家族の次に近い恋人という存在の彼女にだけは「動けなかった僕を助けてくれてありがとう」と言いたいという気持ちがある、そんな感情が垣間見える歌詞が好きだなって思う。もしつぎ彼氏が出来るなら自分の素を見せても引かずに寄り添ってくれる人がいいな。

考えすぎかもしれないし、考察すら知らないけど私なりの考察をここでひとつ。曲名に入っているWとYは互いの名前の頭文字。(Wが男性、Yが女性)アルファベットの「X(エックス)」と表記しながらも実は交わる(Xと書いて「掛ける」という意味もあるから)という意味で使ってる。でも完璧に相手の事を知ることは出来ないという意味で「壁」を意味する(解釈)「/」を入れてるのかもしれない、とふと思った。自分の中で解釈が一致した時「きたぞ!」ってなったけど、文字通り自分だけの解釈のような気がする。でももしそう考えたとして、アルファベット順として曲を聴いた側が解釈するように「WXY」を使ってるところが好き。

余談だけれど、「恋人」と「彼氏・彼女」には違いがあるらしい。「恋人」は相思相愛の関係であること。一生大切にしたい、一生共に歩んでいきたいとお互いに思っている相手。一方「彼氏・彼女」は現在交際している相手のこと。将来を考える相手の意味は含まれない。らしい。何かで恋人の定義を調べようとした時に違いが出てきて、そうなんだと思った記憶がある。恋は下心があって、愛は真心がある、なんて聞いたことあるけれど、恋人もちゃんと真心あるじゃん。なんて思ったのはここだけの話。


春ひさぎ - ヨルシカ

母親と話し合った時に聴いてた曲。将来とか知らないし分からないけど、『苦しい事だって何でも教えておくれ』に全力で感情をぶつけていた。だって世の中私の知らない事ばっかりだし、どうせ知るのは苦しいって分かってるから。


Oz - Mrs. GREEN APPLE

これまた話し合った時に聴いてた曲。似たような曲でセカオワの『PLAY』という曲がある。でもその時刺さったのはこの曲だった。

風で飛んでいった自信もね
どこかで貴方を待っているの
ホントは魔法なんてものはね
最初から在りっこないのよ

そう歌ったあと、歌詞はこう続く。

涙出来る心が在るじゃない
絞り出せる知恵が在るじゃない
立ち向かえる勇気が在るじゃない
自分の中に既に在ったじゃない
魔法みたいじゃない

なかなか「魔法なんてないよ」と歌ってくれる曲はあるけれど、それが何なのかというのは歌ってくれない。でも今自分で持っているものが魔法みたいじゃないと言っていて、さすがだなぁって思う。




前に書いていたものと今書いたもので文量に差があるけど、お気になさらないでください。言語化できてないだけです。先月はハマった曲すべて挙げてたけどめちゃくちゃ大変だったのでやっぱり何度か聴いた曲にしました。あと読み込んのも時間かかっちゃうし。

去年、ずっとヨルシカを聴いていたんだけれど今年はそうじゃないみたい。夏が終わるから聴くものだと思ってたんだけどなぁ。

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