プレイリスト / 2023.08





陽炎 / SEKAI NO OWARI

8月に入って最初に聴いたのがミセスでもヨルシカでもない、SEKAI NO OWARIだった。先月一番最後にSEKAI NO OWARIの『Error』にハマって聴いたから、その影響かもしれない。

作詞作曲がSaoriちゃんで、愛や別れの寂しさみたいなのを描いていたから自然と頭の中でSaoriさんのお子さんに宛てて書いたものと思って聴いていたんだけれど、歌詞考察のひとつに「恋人との別れ」と書いてあって腑に落ちたので色んな聞き方があるんだなぁと実感。

ああ  さよならはきっと
変わっていく貴方じゃなくて
変わらない貴方を
抱きしめられないことね

ああ  あの日の夜
蜉蝣の定めのように出会って
消えそうな命ごと貴方が
抱いてくれたこと
でも  さよならだね

このふたつの歌詞が特に好き。


クランベリージャムをかけて / にしな

Apple Musicで曲を聴いていると、新曲が配信されるとライブラリの一番上に表示される。当然にこの曲も同じように表示されていたんだけれど、「まだ聞く時じゃない」とズルズル引き摺って、でもある日の昼聴いてみようと思って聴いてみたらハマった。

にしなさんの曲はまだ『ヘビースモーク』『春一番』『ケダモノのフレンズ』の3曲しか聴いてなくてMVも静かな感じだったのに、このクランベリージャム(勝手に略してます)は「にしなさん?!」っていい意味で疑ってしまった。メイクってすごい。

この後少しだけにしなさんの曲を聴いてみたんだけれど、『青藍遊泳』『1999』が好き。ハマりそうな予感がする。


ケダモノのフレンズ / にしな

代表曲の『ヘビースモーク』を教えてもらって聴いて他の曲も聴きたいと思って最初にハマったのがこの曲。

ハマったきっかけは覚えてないんだけれど、サビのリズムと私が聴いてきた曲の中にはない世界観だったから惹かれたのかもしれない。


マイリッチサマーブルース / sumika

シャッフルか何かで聴いていて不意に流れてきて「これ夏ソングなのでは?!」と気付き歌詞を改めて見たら「夏ソングじゃん!」となり、夕方くらいからずっとリピートしてた。こんな夏過ごしてみたいなと思う。


Loneliness / Mrs. GREEN APPLE

前のアカウントですごい心残ることを書いてたと思うんだけど、何だっただろう。

ミセスの曲って『青と夏』『インフェルノ』『ダンスホール』みたいにポップな曲なイメージがあると思うけど、『ミスカサズ』『Loneliness』みたいに心の闇を抱えて歌った曲の方が私は好き。そしてその類の曲をずっと聴いていたい時期がたまにある。今回は『Loneliness』だった。

多分私は有名曲じゃなくてあまりパッとしない曲が好きなのかもしれない。


スマイルあげない / ano

CM見て気になって聴いたのが始まり。やっぱり流行りに乗るのは少しあと。

夜中、あのちゃんが占ってる番組をYoutubeで見たんだけれど、人には言えない過去があって同士だなって思った。歌詞を書き始めて救われたって言ってて意外なところで自分が救われる瞬間ってあるんだなとも思った。

『ちゅ、多様性。』であのちゃんを知って独特な雰囲気や話し方が好きなんだけれど、母親と姉は嫌いなようで迂闊に「あのちゃん好きなんだよね」と言えない。地味に苦しい。


孤立恐怖症 / ぼくのりりっくのぼうよみ

昔から医療や心理学が好きで惹かれたというのもあるんだけれど、私自身視線恐怖症ということもあって単純に曲名に惹かれた。ぼくりり(略称)さんの独特な言葉遣いで綴られてる歌詞が好き。

踊れ 何も知らない振りで
演じてるよいつまでも
決められたまま踊れよ
朝が来たら全て消える
空っぽになった心まで
変わらない日々が埋める前に
笑え 全部知ってる振りで
興味ないよ そんなのって
決められたまま踊れよ
朝が来たら全て消える
使い果たしたいんだ心まで
変わらない日々に戻る前に

サビみたいな心持ちで過ごせたら楽なんだろうなあって思う。


聖者の行進 / back number

言葉にするのは難しいんだけど、back numberの曲は私の性癖に刺さる。Vaundyさんも刺さるけど、彼とはまた違う意味で刺さる。カラオケで歌いたい曲ばかり増えていく。

冷たい雨と分厚い壁が
また僕に手招きをしている

サビの引用部分が好き。言葉遊び(back numberでいう曲の『ゴールデンアワー』)もそうなんだけど、擬人化されるのもいい意味で弱い。やめてくれ。


I'm a mess / MY FIRST STORY

優里さんが歌っているのをYouTube shortで見て原曲誰だろうと思って調べて聴いたのがきっかけ。

MY FIRST STORYさんの曲を教えてもらったことがあって、私自身知らない歌手だったからその曲を繰り返し聴いてたんだけど、曲を再生した瞬間同じ歌手だということに気がついて思わず蹲った。『I'm a mess』が作られたのが二年前で、その時から知っていて私にMY FIRST STORYさんの曲を教えたのならずるいなと思う。いい意味で。

1人の夜は  こんな想いが溢れていく

思ってたってこんな歌詞書けやしない。歌詞にするなんでずるい。1人のはずなのに、夜に聴いてるのにこの曲を聴きたいという衝動には駆られないから、この曲を聴きたいと思った時しっかりとこの曲の意味を理解できる気がする。ある映画の主題歌とネットで見たけど、その解釈で私は聞きたくないと個人的には思ってる。


わたがし / back number

言わずもがな月別プレイリストに入ってるってことはハマってる証なんだけれど、純粋にずるい。夏祭りが舞台の男の子視点なんて好きにならないわけがない。本当に刺さりまくるからやめてほしい(褒めてる)

YouTubeのコメント欄に『「楽しいね」って言われて「楽しいね」って返すまでの一瞬のうちに頭の中に廻った気持ちだとするとすごくいい』って書いてる人がいて共感したので、私もその説を推したい。

想いがあふれたらどうやって
どんなきっかけタイミングで
手を繋いだらいいんだろう
どう見ても柔らかい君の手を
どんな強さでつかんで
どんな顔で見つめればいいの

本当に男の子目線の感情の描写が上手すぎる。本来ならもっと言葉を紡ぐべきなんだろうけど、この言葉以外思い浮かばない。


バタフライエフェクト / SEKAI NO OWARI

ドラマ『わたしのお嫁くん』の主題歌。今期のドラマ全部見逃してるのでお嫁くんの一話すら見終わってないけど、予告なしにこの曲流れてきたら盛り上がること間違いなし。Saoriちゃんがボーカルの曲増えてきて嬉しい。


灯りと夜明け / 生活は忘れて

シルエットと夜が好きな私にとって得しかないMV。もしかしたらカメラが好きな人も雰囲気は好きかもしれない。

夜明けはあまり好きじゃないんだ
全部が終わる 様な気がして
いつかはそれも懐かしんで
淡い記憶になりますよう

ラストの歌詞が特に好き。


Blizzard / Mrs.GREEN APPLE

Lonelinessのような動画じゃなく、わざわざライブ映像にしたのはこのライブ映像の美しさを見てほしいからです。要は自己満足です。

この曲は最新アルバム『ANTENNA』の4曲目に収録されていて、もちろん配信日その日に聴いたんだけど、特別刺さるということはなかった。でもライブ映像が公開されて見た時、ライブ演出も歌詞も歌声も全部、もう全部が美しかった。

街に夏が来た  傷は痛む
鳴いた無数のエモーショナルと
アップダウン  乗り換えは無い
僕の傍に居た神は居ない
不眠  転べないファンタジー

一番サビ冒頭

絵の具の色で汚れた部屋で項垂れてるボーッと
欠けたピースを探すふりして模るコピー
虚しいメロディー  哀れにも私

二番の冒頭

少し失礼な言い方になってしまうけれど、こうして文字に起こして見てみても何を伝えたいのかがあまり見えて来ない。でもそこには確かに大森さんの世界が綴られている(存在している)と私は思う。詳しいことは別の記事に書いてるから詳細は省くけど、創作なんて自己満足を満たすものでいいと思う。そこに読者とかファンとか、自分の世界が好きだと言ってくれる人がいたとしても、自分の世界の良さも美しさも価値観もそれら全部自分にしか分からないんだから、無理に分からせようとしなくたっていいと思う。

それと『Doodle』がミセスの曲の中で好きって書いたけど、同じくらい『Blizzard』も好き。人生についてっていう類じゃなくて、歌詞の美しさというので好き。たぶんライブ映像を見たからと言うのもあるけど、歌詞が好き。

語れはしない  君と僕の世界
だからそろそろね  飾らなきゃ

この歌詞が『Blizzard』の中では一番好き。自分と相手が起きている世界は絶対に形には残らないのに、それを敢えて「飾らなきゃ」という言葉のチョイスが好き。形に残るものとしたら写真だから、もしかしたら写真を撮る、という意味で使ってるのかもしれない。


光あれ / 岡野昭仁

ポルノグラフィティのボーカルの方。大森さんと同じようにソロ活動しているのかは知らないけど(私が知ってる情報は彼女が教えてくれた最低限の情報でいいと思ってる)、作詞がまさかのn-bunaさん。ヨルシカとはまた違う雰囲気なんだけど、でもやっぱりn-bunaさんらしい歌詞だなって思う。

今  貴方と過ごした時間が僕の罪になる

始まって2行目にくる引用した歌詞が好き。


ソーダ / sumika

渇いた喉を潤すように
今  ベルを鳴らした

ラストに引用した歌詞があるのだけれど、昔ながらの家の縁側でソーダを飲むふたりの姿を思い描きながら「君」の家に行き、インターホンを押すまでのストーリーだとしたらめちゃくちゃ素敵。この考えが浮かんだ時、やっぱり片岡さん天才だと思った。

2人と1匹のストーリーには
岩井俊二作品ぐらいの彩りは無く
開始1年で見るも無惨に気が抜けちゃって

セカオワ以外の曲の歌詞はだいたい耳で聞いて覚えるから、度々「こんな歌詞だったのか」って思う現象に陥るんだけれど、まさか岩井俊二さんがいるとは思わなかった。(歌詞を引用する為に調べて歌詞を見て初めて気が付いた)岩井俊二さんは先生に教えてもらって知った映画監督なんだけれど、すごく好きです。

全作品見てないけど、今まで見た中で言えば『ラストレター』っていう作品が好き。あらすじを書くと、亡き姉の同窓会の案内が届き、姉の死を知らせる為に同窓会に参加したけど姉と間違われてしまい、そこで初恋の相手と再会。彼にも人違いだと言い出せず、小説家となった彼と手紙のやり取りを始める、というもの。キュンキュンするようなものがあまり好きじゃない人でもたぶん岩井俊二さんの作品は好きになるような気がする。甘酸っぱいと言うよりかはスッキリするけど後味がほろ苦い、みたいな感じ。「ラストレター」に出てる人は福山雅治さん、広瀬すずちゃん、神木隆之介さんと色々豪華なので、芸能人目的で見るのもありです。
と、語りすぎたので、この辺にしておきます。


ワンモアタイム / ポルノグラフィティ

優しさにぬくもりに 救われて歩き始めた
誰かへ  同じように  返したい  忘れたくない

二番の始まりの歌詞。Cメロと言うのか分からないけど、この歌詞が私の中にいる彼女の全てを言い表していて本当に好き。


soramimi / Vaundy

実は『光あれ』から『soramimi』までシャッフル再生で流れてきたもの。最近本当に気持ちを見透かしてるんじゃないかってくらいどストライクの曲順にするからずるいよねぇ…。

なんでこの曲が好きかって考えて見たんだけれど、サビがSEKAI NO OWARIの『Death Disco』に似てるからかもしれない。多分。分からないけど。もしかしたらインスピレーションはこの曲から来てるものだったりするのかもしれない、なんて思ったりしてる。

今年、私の誕生日にライブをやっていたらしく、しかもsoramimiを公開してくれてめちゃくちゃ嬉しかったのでこちらも貼っておきます。自己満です。煽り方最高。ライブいつか行きたい。


会いたくなって、飛んだバイト / yutori

yuoriの曲は私が好きで聴いてる曲の系統が少し違うから離れそうになるけど新曲聴くたびに戻ってくる。ジャケ写が性癖に刺さる。好きです。

このジャケ写も含め、他のジャケ写にも女性が映ってるんだけれど、全部ボーカルの人説推したい。


嘘じゃないよ / Mrs. GREEN APPLE

8月最後にハマったのがこの曲。1人カラオケに行き始めてゆったりした曲の方が声が出るということが分かったので今度行った時に歌いたいなって思ってる。

泣いたのは
決して貴方のせいではないよ
嘘じゃないよ
割り切るのは
別になんともなく生きていけるよ
嘘じゃないよ

隠したのは
嫌われたくないからじゃないよ
嘘じゃないよ
夢見たのは
決して貴方のせいではないよ
嘘じゃないよ

離れるのは
別に貴方のせいではないよ
嘘じゃないよ
笑ってるのは
無理をしているわけではないよ
嘘じゃないよ

嘘じゃなくないよ 嘘じゃないよ

大森さんって感受性が豊かで色んな人とお付き合いしてるんだろうなぁってファンの人が言ってるのを見て本当にそうだろうなぁと思う。






これだけの曲をメモしていたのに、消すなんて何考えてるんだと言いたくなる。本当に当時の自分は何を考えていたんだろう。

その日と翌日に聴いていたら、と前回はしていたけれど、そうなると挙げられる曲が少なくなるなと思って今月はその日にハマって聴いた曲を挙げてみた。意外と多くてびっくり。今月はお気に入りの曲プレイリストを聴いていたから、色んな歌手の曲ばかりです。

去年、ほとんど毎日聴いていたのがヨルシカだった。でも今年は色んな歌手の曲を聴いてる。夏ということで今月挙げた曲の中でナンバーワンを決めるとするなら『灯りと夜明け』だと思う。好きすぎてLINEのBGMにもしてしまったから。

夏が終わって、秋が来る。9月は何を聴くだろう。

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