プレイリスト|2024.06



図星 - berry meet

きっかけは覚えてない。でも、この曲を聴いて思い出したのは他の誰でもない元彼の事で。

あなたに裏切られたくらいで死なないよ
寝込んだりしないし

どの歌詞も本当に彼の事を鮮明に思い出せた。でも、この引用歌詞が私の心に突き刺さって。

本当に、文字通り裏切られたけど、確かに死ななかったし、寝込んでもないし、苦しかったはずなのに、私はちゃんとここまで生きたんだぞってこの曲が代弁しているような気がして。あなたを思い出して泣くなんて思いもしなかったよ。

「別れてから私実はモテてるんだよ」なんて言ってみたい人生だよね。相手の事をちゃんと愛してくれるこんないい女を傷付けて泣かせたことを一生後悔すればいい。っていつか自信を持って言えたらいいね。


よるのあと - adieu

そんな最低で最悪の彼を想って高校2年生の当時聴いていた曲がこれだった。

この曲がどういう意図で作られたかは分からないけど、聴いていた当時もよく意味は分からなかったけど、何か感じるものが確かに在って。それが今なら、痛いほどわかる。でも、MVを見たらすべての感情を思い出してしまいそうだから、まだそれは出来ない。見れる時が来て初めて成長したっていえるかな。

あなたが嘘をつかなくても
生きていけますようにと
何回も何千回も 願っているから

あなたの口癖の愛は
解けない呪いのようだ
一度のさよなら
最後に愛を込めて


春の歌 - スピッツ

誰かが好きだって言った歌手じゃない。私の始まりでもあるカウンセラーの先生や恩師が好きだって言ったわけでもない。でも、この曲は、有名なスピッツの曲たちは、私が気付いてない核心に触れるような、そんな力を持っている。

春の歌 愛と希望より前に響く
聞こえるか?遠い空に映る君にも

忘れかけた 本当は忘れたくない
君の名をなぞる


リライカ - miolly

誰にも分からなくていい。分からなくていいんだけど、結局はこんな世界だけを私はずっと見ていたいっていうことだけは言いたい。

専門学校在学中に書いたオリジナル作品の青色の夏。それのイメージソングは他にあるんだけれど、彼らが出会ったもうひとつの世界線で書けるような気がする。まだ改稿すらしてないけど、いつか完成したらここにも載せます。


アンラブレス - Mrs. GREEN APPLE

お気に入りの曲を入れてるプレイリストでシャッフルで流れてきた時に、理由は自分でもよく分かってないけどずっとリピートしていた。アンラブレスちゃん、本当にかわいい。

愛されたいんだと嘆く暇があるのって
眠そう。余裕そう。

愛されたいんだと嘆く暇があるのって
偉そう。青そう。

この曲が配信された当初から思ってたことだけど、引用歌詞部分は人間の根底にある欲求が関係してるような気がしてる。上手く言葉に出来ないけど、愛するってそんなに簡単な事じゃないし。

あくまで私の考察(?)だけれど、「青そう。」は隣の芝生は青く見えるのことなんじゃないかなと思う。それを最大限に短くした言葉が「青そう。」。隣の芝生は青く見えるの意味は「他人のものはなんでもよく見えるもの」で、歌詞は「愛されたいんだと嘆く暇があるのって」のあとに「青そう。」があるので、愛されてる人を見て羨ましがってる状態を表しているんじゃないのかなって。まだ考えるのに単純そうな「眠そう。」の意味は分からないけれど。大森さんの「愛とはこういうものだ」というものを言葉にしたものが『アンラブレス』なんじゃないかな、と個人的には思う。


ルバート - ヨルシカ

配信日近くで一度聴いて、その時はそれっきりで、一時して思い出してずっと聴いていた。多分だけど、私が新曲を聴いて一度距離を置く(?)のは、自分の中で歌詞や曲の世界観を咀嚼したいからかもしれない。

ヨルシカの公式チャンネルにあがっていたルバートのコメント欄に「“僕”から“わたし”に変わったのが、なんだか新しいヨルシカみたいで新鮮」というものを見つけて、私もなんとなくそう思ってる節があった。でも多分愛していた人の呪いに囚われている根本の部分は変わってないんだろうなぁって。(これもコメント欄に書かれていたことだけど)それがヨルシカの良さだし、ヨルシカにしか出せない世界観だし、これからもずっと聴いていくんだろうなって思う。

悲しい歌を愛しているの

この歌詞が淋しさ満載で、でもどこか温かさを感じられて、それがすごく好き。「あ、メロがポップじゃないから少し止めるけど」で本当に止めるのはヨルシカにしかできないことだと個人的には思う。suisさんの表現力もすごい。


青のすみか - キタニタツヤ

繰り返し聴いたわけじゃないけど、思い出した時にずっと聴いていたので載せておきます。

曲自体が爽やかなものだから、MVもきっとそんな感じなんだろうと思って見たらその逆を行って、MVは曲の本来の世界観を魅せるものの為にあるのかな、と思ったりした。


イト - クリープハイプ

この曲もお気に入りの曲を入れてるプレイリストがあまり楽しくなくなっていて、ふと「懐かし~!」ってなれる曲ないかなとクリープハイプのトップソングを見ていた時に見つけた曲。無事懐かしくなれました(?)。

よく音楽の先生が自分が糸でつるされてるような感覚で歌ってって言ってたのをこのMVを見て思い出して、それを表現してるのかなって思った。でもラスサビの前で糸を切って本来の自分たちの姿で歌うから、「自分は自分でしかない」っていうことを表現してるのかなとも思ったり。

関係ないけど、懐かしいって感じる曲に限って7,8年前くらいだから、時の流れの速さを感じる。私、ちゃんと生きてたんだな。


Dear - Mrs. GREEN APPLE

映画『ディア・ファミリー』の主題歌として書き下ろされた楽曲。まずは楽曲の感想からだけれど、本当に、個人的に人生を歌った曲には弱くて、全部好きになってる。ケセラセラ、Soranji、Doodle。最新アルバムだけでも三曲はある。でも、その中でもこの曲は最上級というか、この曲を越えるものはそうないと心の底から思う。

左胸の鼓動を感じてる
右の脳で君を愛してる

涙も枯れてしまう
哀しみを食らう日もあるけど
貴方はきっと強さも持ってる

壊れそうな場合
私の肩に寄りかかってさ
お互い甘えてみましょう

この曲の好きな歌詞をあげてみても、3つもある。でも、それよりも好きな歌詞がある。

左胸の鼓動が止まるまで
ちゃんとこの世界を愛したい

裏垢ではないけれど、誰もフォローしてないアカウントがある。そこであるひとつの作品のお気に入りの文章を載せていた時期があって、その作品が完成した時「何があろうとこの世界を愛したいんだとか、そんな願いみたいな、思いみたいなのが散りばめられてます」とツイートしていて。だから、つまり、私自身この作品を書きながらこの世界を愛したいんだって思いながら書いていて。それを引用歌詞が、大森さんが言葉にして、歌詞にして、音に乗せて謳ってくれて。それが、本当に、すごく嬉しかった。だからって、そんな事届きはしないけど、いつか、本当にいつか、奇跡が起きるなら大森さんとお話してみたい。この歌詞を聴いて本気で思いました。

映画に関して、ネタバレは避けるけれど、ただのお涙頂戴の映画じゃないです。実話を映画にした作品は沢山あるけれど、そんなもの(というと失礼だけれど)と一緒の括りにしてはいけない。間接的じゃなく直接「人を救う医療」の話で、動機は娘の命を救いたい、ただそれだけれど、作品の中に散りばめられた当たり前だけれど人を救う医療が主軸にあるからこそ生きてくる言葉たちがあって、本当にそれが最大限に生かされてます。もしこの映画が円盤化されるなら絶対に買うって決めてます。それくらい、大切な作品です。観て絶対に後悔はしないと思うので、観に行ける人・迷ってる人は絶対に観た方がいいです。


今月聴いた曲

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