原点回帰
(scene1)
君は僕を見つめてくれるかい?
君はずっとそばにいてくれるかい?
目が覚めて窓を開ければ
優しくて柔らかい風が流れる
華奢で白い手を握ると
君の血液が溶け込んでくるようだ
この気持ちは止まらない
消えることのない愛を信じている
(scene2)
金曜日がやってきた
今夜もこの街を彷徨い続けるよ
安いバーボンのせいで
鈍い頭痛に苛ついている
あてのない愛を求めて
愛のない交わりを繰り返す
舌にまとわりついた苦い快楽に
すべてはおとぎ話だとうそぶく
(scene3)
お前が星になった夜
いつものbarのいつもの席に滑り込む
星のかけらを拾い集めて
もう戻らない優しさを思い出すよ
お前との出会いは俺の生き様の
原点だったのかもしれない
忘れかけた優しさに帰っていく
枯れかけた涙を流しながら・・・
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