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恥ずかしながら

昨日、横井庄一さんのドキュメンタリー番組を観た。横井さん、小野田さん。共に私は小学生で、日本中が、いや世界中が彼らのことで話題沸騰していたのは憶えています。

戦争の恐ろしさが充分に刺さる筈なので、特に私より若い世代の方々に観て欲しい。当時の日本は、北朝鮮程ではないものの、やはり狂っていたと思います。もっとも、狂っていたから戦争などと言うものを始めてしまうと。

AIがどんどん進化して行くと、人間がやる事がどんどんなくなっていき、最後には「戦争くらいしかやる事がなくなる」と某氏が語る動画を観た事がありますが、戦争というものを、そんな簡単に口に出してはいけないと私は思う。

アニメーターとしては格段に好きな押井守さんの『スカイ・クロラ』という作品がある。物語は「戦争がショウ化した未来の話」である。人間は何故戦争をするのでしょうか?とても根深い問題だと思います。やれチャットGPTが凄いだの、騒いでいる場合ではない気がするのですが、皆さんは現在の地球についてどう捉えているのでしょう。

永遠に歳を取らないキルドレ達。私は齢56にしてまだ内面は子供で、自分自身と戦っている。多分私は内面が子供のまま死んで行くのだと思う。内なる自分の何処かに子供の部分を持ち続けるのは中々良いアイデアだとは思いますが、大事な決断をする時にはそんなインナーチャイルドみたいなものに任せてはいけないと思う。

ドキュメンタリーの最後、横井さんの奥様がボソリと呟く。

「どうしてあんな馬鹿な戦争をしたのでしょうねえ」。

横井さんは、既にお亡くなりになられたのですが、横井さんが発見されたグアムでサバイブしたのは28年間。そして日本に無事帰ってから死に伏すまではそれより短い25年間であったそうである。

横井さんは潜伏中に、食べたカエルや魚やカタツムリの墓碑を、たってのご意向で立てたそう。何と心根の優しい方なのでしょう。

世界中の人間が使う軍事費を集めたら、もう一つ地球が買えてしまうのではないだろうか。

もう一度繰り返します。

「どうしてあんな馬鹿な戦争をしたのでしょうねえ」