色んな人がいる社会で、、、、

出所してから早というかやっと1年が経過した。最近の刑務所生活では社会に出て1年ももったことはなかったから、自分の中では記録更新ではあるが、社会の人はそれが当たり前の生活だと思うと自分はまだまだだなと痛感する。
なんで1年経過出来たかは色々な人の協力や要素があるが、なんといっても定職に就いて毎月定収入があることが大きいと自分では判断している。
みんな出所してから、社会でドロップアウトしてしまうのは仕事をしない、決まらない、それだから収入がないから悪いことに手を出してしまうことが多いと思う。誰しもあんな自由が剥奪され刑務官や施設の矛盾だらけの中で再び生活等したくないはず。
でも、出所したら、今まで自由が、なかった反動で色々な物が欲しくなったり、遊びに行きたかったりして、出所時に持った所持金などあっという間に無くなってしまい、結局悪いことをしてしまう。
それの繰り返しが、再犯刑務所に収容されている人の大勢だろう。
だから、仕事は大事。
悪いことやギャンブルは一時的には儲かることもあるが必ずリスクはあるし、長くは続かない。しかも犯罪はまた刑務所に逆戻りのリスクがあり長い目で見れば損である。
少ない給料でも毎月定収入があれば刑務所よりは全然普通の生活ができるし、自分次第で貯金もできる。
現に私は定職についてから少しずつ貯金しているし、それもまた安心につながるので、気持ちの余裕も出てくる。
それの積み重ねがやがて身を結ぶと信じて毎日勤務先に出勤している。
仕事は力仕事だからしんどいけど、やるしかないし、そんな仕事でも社会貢献に繋がってると思えば、今まで散々人様に迷惑をかけてきた自分の気持ちも少しは楽になる。
しかしながら、刑務所と同じく職場も色んな人がいるなと入社して1年経過した今そう思う。
派閥というか、群れるのが好きな人達、陰で悪口を言う人達、あっちにいい顔こっちにいい顔する人、調子の良い奴、全く刑務所と同じだなと。もちろんいい人もいる。
そんな人とは気を許せるからいい。
そんな毎日の中で、少しずつ社会性を、取り戻して行って、少しは普通になれた、近づいたかなとふと、自分で考えたりもするこの頃だ。
ま、私を含め皆、刑務所には戻りたくないはずだから、苦しいこと、嫌なことも沢山あるけれど、頑張ろう!

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