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ユニバーサル・カバラの振り返り。深淵(アビス)と過去の記憶の狭間

ユニバーサル・カバラを終えた後、カバラになぞらえてこれまでの事象を捉えています。

今回はアビス(深淵)の話。

どうやってブラック企業を抜け出したのか。
精神世界をずっと旅してきたのだと思います。

地獄

私は4年前、ブラック企業に勤めていました。
IT従事者として、慣れない設計書を書く業務を延々とやっていました。

あの当時は作った設計書を、プリントを何枚も刷って、
何度も設計書を書かされて、
レビューのたびにケチつけられて直させられていたのを覚えています。

それが徹夜作業で及ぶこともありました。

あの会社は大企業ではあるが、ブラック企業だと思ってるし、
私がいた時はまさに「地獄」そのものでした。

私からすると大企業にいたことは自慢話になったかもしれないが

毎日が死にそうなんてとてもじゃないが、口が裂けても言えなかった。

SNSでは常にパリピでいい感じに振る舞っていたいので、
痛し痒し言わずにきました。

私は抜けられようのない、暗闇が続いて
全く光の差さぬアビス(深淵)に放り込まれていました。

深淵(アビス)で見てきたもの

あのブラック会社にいた時は暗黒世界、地獄だと思っていたが
同時に懐かしい感じもしていました。

そう感じたのは、アデプトになって3、4ヶ月経った後のことか。

毎日の疲労と過酷な激務のせいで嫌悪感の方が遥かに強かったから
そんな過去を懐かしむ気持ちは、どこかにぶっ飛んでしまっていますが。

私がいたブラック企業は最新鋭のIT企業でありながら
設備がまるで昭和の時代からあるかのような空気感を醸し出している。

IT企業でしかも名も知れた大企業なのに
施設に配置されたパソコンから何まで、何もかも古すぎる。

会社に行くのが嫌だという想いに支配されててしっかりと正視できてなかったが
いざ自分がイヤイヤ行ってる会社と向き合ってみると
昔の祖父母の家にあった冷暖房の機械が古かったのを思い出すような………。

会社の人間関係の気まずさも、どことなく、過去に体験したような………

これは一体、どういうー。

そうか、過去の記憶を「追体験」してるだけに過ぎなかったんだとー。

自分がただただ嫌だ嫌だと思ってた会社は
実は忘れかけてた過去にも同じことがありました。

いや、忘れようとしてた過去。昔、家にいた時の気まずさと同じなんだ……。

上司同僚との関係に、関係のうまくいってなかった母親との関係を見ているんだ。

アビスの果てに

現状が「過去の追体験」と気づいて、現状に向き合い始めたのは
私が起業を断念し、ようやく会社の仕事に専念する、
と決めたタイミングでもありました。

過去に消化できなかったことの追体験をここでさせられてるのなら
私自身の手で、ここで決着をつけねばならない。

家族間でできた心の傷が生み出した追体験ならば
自分の手で決着をつけなければ意味がない、
逃げても意味がない、これから一生、ずっと同じことをやらされ続けるのだ。

「ヒーリング」は自分の心の傷を自分で癒すのを手助けするというが
「心を癒す」というのはこういうことかもしれない、と思った。

アビスの果てに見たもので「自分と向き合う」決心をした私に光が差したのです。

終わりに

自分の傷を癒す過程で「何かに気づく」はずです。
自分がいるのがアビスなのか。

自分が体験している事象はなんなのか。
いつかどこかで経験しなかったか。

「自分の傷を癒す」決断をするとその意味が見えてきます。
癒していく過程で、その意味がなんなのか、わかってくるはずです。

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