「居場所がない」人生を乗り越えるために

ホロスコープで第4室、10室がすっぽりインターセプトしてる人のテーマは
家庭や集団生活においての居場所、人間関係の構築になってくるでしょう。

そのためにパートナーシップやらリレーションシップやらで、
何年も何十年も長々と、やたらと重たい課題を突きつけられるわけ。

インターセプトしてしまった星は
「普通」に生きていてもこじ開けることができない
ましてや自力でこじ開けるということはできない、となると

それに気づかなきゃとっくに一生が終わっているだろう厄介なポイントでもあります。

家庭に居場所がない人生

第4室がすっぽり抜け落ちているのに気づかず、ここまで生きてきたこと。
第4室は「家庭」を意味します。

すっぽり抜け落ちた第4室の星を、自力でなんとかしようとしても
自分で調べた程度のやり方で改善することは叶いませんでした。

思えば家庭で居場所を感じなかった幼少期があったのを思い出されます。
そのことが辛いから思い出さないように、なんとか忘れようとしていました。

家庭で「居場所」を感じられないのに、学校や会社でそれを感じるか?感じないだろう。

「居場所」を感じられないのに人間関係作れるのか?
否、作れないだろう。

そりゃどこにいっても人間関係苦労するし、
人間関係が取っ替え引っ替えにもなるでしょう。

人間としては欠陥を抱え続けてきたといえばそうで
「生き恥」と思っていたのも事実。

何しろずっと居場所のない人生を生き続けてきたわけだから。

多分このまま何もしないまま会社に魂を売り続けることを良しとしてたら
ずっと同じことでぐるぐる悩み続けていたろう。

どんなに疲れ果てても金が安定してもらえる会社だけに居場所を感じるだろう。
家庭に「居場所」を感じなかったわけだから、
当然自分でも家庭というものを持つ気になれないでしょう。

金という「居場所」

仲良さそうにたむろする人間の集団を遠巻きに眺めることの方が多い。
友人恋人、意識の高い仲間たち。

そんなもんは好きな奴同士で勝手にしろって思いつつも煮えきれなかったこと。

会社の先輩の結婚式の二次会に誘われたことが何度もあったが
あまり楽しくなかったことが思い返される。

皆でワイワイという一体何が楽しいのか。
いちいち感傷になど浸っていられない、生きるということはそういうことなのだと。

打開策が見えずに手をこまねいており、
時間だけがなんとか解決してくれるだろうとも考えたがそれもままならず。

そんな状況の自分に手を貸してくれたのは、自分と同じく変わり者たち。
そんな「普通」じゃない縁起だから自分の人生が開けたんだろう。

人間関係の構築において人生長らく敗北感を味わってきて
この屈辱を晴らすために、いまに至るまでたくさんの学びをやってきました。

社畜となって毎日茶番劇で心を疲弊しても、
しかしどこか「雇われてる限りは安心」な気持ちに包まれながら
やってる自分も、茶番劇に満足してる自分もいる。

好きなことをして生きていく人生が創造できてないから
ずっと罰ゲームのような日々を送っている。

どれだけストレスが溜まっても「金」が安心させてくれる。

だから満員電車に押し押され押しのけ、罰ゲームみたいな日常が嫌でも
毎日金稼ぎに頑張っている。

終わりに

人はなかなかリスキーな人生に踏み出せないもの。
置いて行かれた気分になりながらずっと、歯を食いしばって働き続ける。

そんな賞金稼ぎとしての日常でずっと心を殺してきたが、
それもどこかで限界が来るかもしれない。

すっぽり抜け落ちていたペルソナが、心を殺した人格を生み出した。

最大のテーマを乗り越えてペルソナが埋まったらどうなるのか。
インターセプトしてしまったペルソナの穴埋めは、生きているうちにできるのか。

「普通」の人生の固執から抜け出たその先にあるものが、全く想像がつきません。
それだけ大きなテーマということでしょう。

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