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ユニバーサル・カバラの学びとは、自分の主体性を取り戻す長い旅路

2021年にユニバーサル・カバラを学んできました。

私はかつて、誰かれかまわず人に会い続けて「セミナー難民」になりました。

人に会いたくさんのことを学ぶ中で「自分が何者か」
というテーマで自分を喪失してしまいました。

人は誰かの影響を受ける生き物。

一度抱えた重い荷物を全て断捨離して、
自分が何を大切にしてるか丁寧に思い出す必要があったので

カバラの話が「真実」を取り戻す学びと知って取り組んでいます。

自分の「マルクト(王国)」に不要なものを削ぎ落とすこと

何を自分の「マルクト(王国)」にふさわしいものとして取り入れるか?

自分の王国において、何を自分の勝利、栄光となすのか。

神らしくないものを削らないと、アビスを渡れず
すなわち「生命の樹」を登り切ることができないでしょう。

例えばマンガとかネットニュースを惰性で見てたのを
少しずつ辞めるようになった、

というのはいかに自分の王国に要らないイズムを放り込んでるか、
それというのがわかります。

カバラ的に言えば、現実を意する「マルクト(王国)」より上位のセフィロトで変容が起こったから、
現実で確かな変化として受け取れているのです。

「ゲブラー(峻厳)」と「慈悲」を結ぶ「力」

自分のこれまで信じてた価値観を打ち壊すのが
「ゲブラー(峻厳)」です。

ここで崩さないと、次の「ケセド(慈悲)」に進めません。

「ゲブラー(峻厳)」と「ケセド(慈悲)」を結ぶパスは
タロットカードでいう「力」。

峻厳を乗り越えれば「力」が生まれる。
自分の持ってる「強さ」を学べる。

「厳しさ」の後には「慈しみ」がやってくる。
さながら、ダイエットでハードワークした後に
ごほうびのスイーツを食べるようなものです。

それまでダイエットのためにハードワークやストイックな生活できないと思ってたが
「なんだ自分!やりゃできんじゃん!」という強さに気づくのです。

そこで強さを身につけることで、コンフォートゾーンに打ち勝ち、次のステップに進めます。

「芸術」の「ネツァック(勝利)」と「科学」の「ホド(栄光)」

ダイアン・フォーチュン著「神秘のカバラー」の一節に、
>「ネツァック」は本能、「ホド」は知性。「ネツァック」は芸術家で「ホド」は科学者。

とあります。

自分の思想の実現には「本能」と「知性」、
言いかえるなら「芸術」と「科学」の力が必要です。

「科学」はマジック実現のツールで、
「芸術」はアイデンティティ、表現、なんのためにやるか、という意志。

どんな方法(ホド)でマジックを起こしたいか?
そこにどんな意志(ネツァック)があるか??

セフィロトの構成上、
「ホド(栄光)」は「ケセド(慈悲)」を支えており
「ネツァック(勝利)」は「ゲブラー(勝利)」を支えている。

ホドのマジック実現ツールで自分を輝かせる力がないと、ケセドの慈悲が機能しません。
ネツァックの意志力がないと、ゲブラーの峻厳が機能しません。

「自分らしくないもの」をとことん削る領域です。

終わりに・カバラとは自分の主体性を取り戻す「物語」

カバラの学びは、自分にとっての真実を知ること。
自分の主体性を取り戻す「物語」と言ってもいいでしょう。

他人の王国に乗っかるだけでは、
一歩間違えれば他者にアイデンティティを委ねてしまう
「依存状態」になりかねません。

真の自分の「善と美」を表現するのが何より大事です。

上から降りてくることの言いなりになるだけでは魂が喜びません。

カバラを学ぶことで、自分のアイデンティティ、
自分自身の魂の喜びを取り戻す長い旅が始まるのです。

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