きらめきの蝶

ふつうを取り繕わなくて
いいんだよ

はみ出ないように
目立たないように
もうしなくて
いいんだよ

自由でいて
いいんだよ

傷つかないようにと
自分を周りに合わせなくても
いいんだよ

自分を感じるままに
表してもいいんだよ

生きていることへの喜びを
あふれさせても
いいんだよ

何も変じゃない

もうあなたを
否定したり傷つけたりは
だれもしないのだから

願ってもいいんだよ
希望を言の葉にのせて
いいんだよ

ずっとずっと
そうしてきたから
あなたは
いつからそうしているのか
もうすっかり忘れているかもしれないし
そうであることにも気が付いていないかもしれないけれど
ずっとずっと
あなたがまとわりつけてた
鎧のように分厚いサナギの皮
もうぬぎすてていいんだよ

あなたは本当に
強く、たくましく、美しい

時空を超え
あなたの
深い深い海の底にあったものが
ようやくあなたに話しかけた

今やすっかりきらきらと
きらめく世界になったのだから

軽やかに
虹色にひかり輝く羽根を広げ
ふわりふわり
あなたのリズムで
高く高く舞い上がれ