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句養物語エクストラ 感想文書庫

【感想文書庫】


こちらは、句養物語の感想文が続々と集まってくる書庫になります。特に気の利いたネーミングとかは、ないんですね。思いつきませんでしたね。いや、考えてすらいないですけどね。



皆様から頂いた感想文は、なるべくそのままの熱量を保ってお届けしたいと思いますが、誤字脱字改行などは、こちらで一部手を加えさせて頂きますので、ご了承下さい。


なお、これはABCに共通する事ですが、作者が飽きるまで応募を受け付けてしまうため、追加が発生する場合がございます。既に発生している事案ですが、同じ人が複数の応募をされる場合もあります。そういった際には、なるべく先頭に追記する形を取らせて頂きますので、予めご了承下さい。


それでは、どうぞ!






まず、お礼を言いたいです。

句養物語の完結(かと思いますが)本当にありがとうございました。

私の没句もすべて登場させていただきありがとうございます。蓑虫編にはいくつかテーマや裏のテーマだなと思われる箇所があるように思いました。また、ところどころに恵勇さんの俳句や俳句の鑑賞についての考え方、「言葉への愛情」のようなものが感じられて、感動・感服しました。特に、俳並連のみんなには読んでいただきたい物語です。私も山子さんのように、流れ星編からもう一度通して読んでみるつもりです。きっと新しい見方や違った句の解釈が味わうことができるかもしれません。


山川腎茶






最後まで読みました!壮大さにあたまがグラグラしています。朝から泣いちゃったじゃないですか(特におっさんの優しさ)。花野編で私の句も織り込んでくださったこと改めて感謝します!クレジットで再会して、嬉しくなりました!


露草うづら





ついに完走✨

結末も好きです。そして、胸に響く言の葉きらり。読ませていただき、ありがとうございました♪再度最初に戻って読み返したくなる物語ですね。私の俳句との付き合いかたは、とても淡いのですが、それでももっと自由でいいよ…って背中押していただいた気もしています。


森中ことり





初めまして、風早杏です。初めて小説読みました。俳句を小説に入れること自体難しいと思うのに、物語として面白くて中に入り込んでしまいました。本当に生活の中に俳句が楽しく話せる人がいたらいいのになあ、とまでおもいました。ありがとうございました。


風早杏





ゆっくりと全てを読み返しました。

いつの間にかワタシは不思議な世界に迷い込んだ名も無い蝶になってました。きっと透明な蝶だったから、句養物語には出てこなかったけど、ずっと側にいた。そんな感覚でした。俳句だからこそ深くて、俳句だからこそ希望もある。没句が恵勇さんの魔法で、きちんと供養されて、素敵な揚羽蝶になって、ヒマラヤで遊んでいると思います。恵勇さん、忙しい中大変な中、句養物語ありがとうございましたm(_ _)m


でんでん琴女






句養物語、凄く凄く(語彙力がないのが悔しい)感動しました!太郎を突き動かしていたのが、お父さんやその句友仲間の為ってところ、もうこの設定がヤバすぎですよ。


なんなんですかね、このストーリー展開のうまさ。最後までグイグイ惹き込まれていました。


それに見合う句と解釈も本当に読み応えばっちりで、感動しっぱなしでした。とくに好きなのは


月影や脳死は永き終の頁


物語が先にあって、後からこの句を読まれたんですか?とても胸に響きました!


そして、後半の明美のセリフと句は圧巻でしたね!恵勇さん、最初からこのラストまでの構成は出来ていたんですか?伏線の回収もほんと自然で気持ちよかったです。想像を越える素晴らしい作品でした。読ませて頂き、本当にありがとうございました(*´ω`*)


最後に蘇生した句のエンドロールも良かったです!あそこで又泣いちゃいました。バスタオル持ってて良かった(笑)


..................



先程「終の頁」を読み終えました。


私、昨日で終焉かと思っていたんです。本当に。それぐらい感動したし、良かったです。まさか、そこからさらなる展開があるとは・・・

今の気持ちを言葉にするの、無理っぽいです。あー、本当に凄い。


少し頭の整理・・・(チクタクチクタク)


あまりにも壮大で感想がとっちらかっちゃいますが、お互いを高め合えるのような没句をマッチングし、解釈を載せるだけでも相当頭つかいますよね。それをいくつも、しかもストーリー展開させながら進めていけるって、恵勇さん天才です!!


流れ星篇、今少し読み返してみました!一回目読んだ時はスルーしてしまったのですが、


流れ星いっそなかった事にして


この句が凄く刺さりました!

この時から明美は分かっていたんですね。愛だなぁ〜。


オッサンの

『愛は一筆で書けるようなもんじゃない。もっと丁寧に書くべきところを、にーちゃんがそれと向き合う事に臆して、横着したんだろ?向き合って、向き合って、向き合い尽くして初めて、物事の芯がどこにあるのか分かるってもんよ。『兼題』って、そういうものでしょ。』

の台詞もめちゃカッコイイです!


まだ私も俳句歴一年、出会ってない季語だらけです。一度詠んだ季語も本意を理解したとは到底言えないレベルなので、オッサンの言う通り、季語と真摯と向き合って理解していきたいです。


流れ星、最後、二人が見落としていた


流れ星未読のままのメッセージ


これですかぁ。

すっかり忘れていました!

オッサンがトラックの中で見ていた夢として、読ませて頂いたのですね。


月影や脳死は永き終の頁


こちらが、アンドロイド太郎が明美を理解するのに要した時間・・・と理解しました。んー、合ってますかね?あっ、いいんです。お時間とらせてしまうので、細かいお返事はして頂かなくて大丈夫ですよ(^^)

また読み返して、勝手に想像して楽しみますので(笑)


最後、薔薇を目印に蝶々来ましたね♪朝日を浴びたデコトラのミラーに二匹の蝶々が柔らかく舞っていますね。オッサンも嬉しそう♡


感想というより、思いついたまま書いてしまいました。駄文を読ませてしまいましたね(^_^;)


没句からこんな素晴らしい小説を作り出して下さり、本当にありがとうございました♡お疲れ様でした!


大山和水





感想に取り掛かるのにこんなに時間がかかってしまったのは、あまりにも壮大なお話だったので、生半可な気持ちで書いてはいけないと思ったからです😅


太郎のお父さんの言葉。

「句が没になるってことは死ぬってこととはまるで違う」

そこに没句を拾い続けている恵勇さんの深い愛情を感じました。同時に自分も救われたいのだと…。

恵勇さんの物語によって、多くの句が日の目を見、輝き出しました。鑑賞の仕方やカップリングして詠むことで、その詩本来の力が引き出されることも教えて頂きました。加えて、所々に「俳句とはなんぞや」を登場人物に語らせ、オッサンの人間性が俳句へ親しみをもたせてくれ、俳句入門書としても充分成り立つと思います。なんと言っても、流れ星〜花野〜蓑虫が次元を行きつ戻りつしながら、しっかり構成されており、感嘆符❗️と賞賛👏しかありません。これは立派な一篇の小説になり得ると思います。素晴らしい❗️


さて、三部作の底辺に流れていた「転生」というテーマ。私は信じています。魂は永遠で、今世ではこんな経験をしようと、この時代・この場所・このシチュエーションを選んで生まれてきた。身体は単なる魂の乗り物で自分で決めた体験をクリアしたら、身体を脱いで魂の世界に帰る。それが一般に言われる「死」なのではないかと。なので、太郎と明美はもちろん、オッサンもあの男の子も猫のたま子も繋がりの深い人たちは、生まれ変わってもまた会いたくて自然に引き寄せられる。その目印がこの物語では薔薇🌹!オッサンらしい🤣


先ほど、三つも季語が入った句をTwitterにて送りました。そうでしか言い表わせなかったのです💦


(恵勇さんはお父様を脳死で見送られたのでしょうか?)


私は近しい人を何人も見送りました。でもその人たちは、予定していた今世での体験が終わったから一足先に旅立ったのだと思っているし、またどこかで会えると思っているので淋しくありません。その人たちと話すツールが私にとっては「鳥」なのです。だから、恵勇さんの鳥物語にも大きく反応してしまいました。


壮大なテーマの物語を、句友の没句で紡ぐなんて、恵勇さんの並々ならぬ筆の力を感じます。感動をありがとうございました。


文才がないので、まとまりがなくてお恥ずかしいです😅長くなってごめんなさい🙏


あ!忘れていました💦

喫茶「ヒマラヤ」のマスターも、もちろんみんなと会えます😉マスターのオリジナルブレンドコーヒー、飲んでみたいです。私にはどんなコーヒーを淹れてくれるのかな?









物語が終わっちゃうのが寂しくて、流れ星から蓑虫の⑥まで一気に読んで還ってきました。壮大な時を行き来する星と月と俳句と詩の物語、太郎のための物語。恵勇さんに、流れ星も花野も蓑虫も、大事な没句をお預けして良かった。全部思い入れのある没句だったから、皆さんの句と一緒にこんなに素敵に蘇生させてもらえるなんて思ってもなかった。流れ星のビシエドさんの句を再度読んで泣きました。明美って実は一番俳句上手いんじゃないか疑惑。太郎にどれだけ励まされたか。オッサン≒ウルトラマン=ヒーロー!ずっとかっこよい!たま子のクセがかわいい。恵勇さん本当にすごい!ありがとうございました。



.................



句養物語完走、お疲れ様です。まずはファンとして句養物語のラストを見届けられたこと、とてもホッとしています。ありがとうございました。


全体を通して「秋」だったんだと改めて認識しました。蓑虫編公開が今年の秋になったこと、偶然だったとしてもすごいことだと思います。去年の秋と今年の秋では、いろんなことが違っていすぎて、そんな中でも今年もまた句養物語が読めたことは幸せでした。


太郎やオッサン、そして明美の姿かたちが変わってしまったとしても、太郎は太郎だしオッサンはオッサン。そんなことを太郎から教えてもらいました。いろんなことがある毎日に俳句がある幸せを噛みしめて、今日もまた詠んでいきたいです。


句養物語って、そもそも新しいですよね。没句を集めて小説に編纂するなんて初めて募集を見かけたときは、なんて面白いことをする人がいるんだとワクワクしました。没句を新しいコンセプトで蘇らせる、その心意気に共感しました。作った人にとっては没とか没じゃないとか関係なく、作った句はもれなく大好きな存在なんですよね。句を大事にする、その心に溢れています。


私の句の言いたかったことを全部掬い取って下さって、とてもうれしかったです。それが他の皆さんの句に対しても溢れていて、ひとつひとつの句がキラキラと光を取り戻してゆくかのように見えました。その俳句が物語へ密接に絡み合っていって、物語とともに大事な要素となっていく。俳句好きにはたまりません。回を追うに連れてどんどんスケールも大きくなっていって、毎日次はどうなるんだろうって楽しみでした。


句養物語が終わっても、みんなは言葉の中でしっかりと生きていて動いていて、太郎もオッサンも明美もどこかで元気に笑っているのかもしれません。素敵な素敵な物語をありがとうございました。


里山子

※里山子さまからは感想文の他に、素敵な俳句連作まで頂戴しておりますので、ご紹介致します!!隠されたメッセージに気づいた人は、密かにほくそ笑んでOK。ウルトラマンはここでも大活躍だなぁ…。

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【オッサンが語る句養物語の魅力】


by ヒマラヤで平謝り


はじめて物語の構想を聞いたときは、とっても嬉しかった。なぜって、ボクもヒマなん句会で集まった句に、ストーリーを付けてみたらどうかなぁ…なんて考えた事があったから。アイデアとしては確かにあったけど、とてもまとめられる気がしなくて…。だから、同じような発想を形にしようとする人の意志に、強い共感を覚えたってわけ。


と同時に、話を聞くほど長期戦の懸念が頭をよぎって心配になった。でも、第二話、第三話と読み進めていくうちに、それは杞憂だったと分かった。この人は書かされてるわけでも、書かなければならないわけでもなく、書きたくて書いている人なんだって。プロの作家並に創作意欲がどんどん湧いてくるのに、その溢れる気持ちをしっかりセーブすることもできているみたい。


太郎と明美は紙面(便宜上こう表現します。)の上で確かに息をしてたよね。俳句というものに振り回されて、自分たちの「これから」について苦悩し、乗り越えてゆく。


それはまるで、ボクら俳句を詠む人そのものではないだろうか。新しい俳句を詠んでは肯き、また詠んではさまよい始める。


誰かの鑑賞に振り回されたかと思えば、いつの間にか自分の俳句に酔いしれている。ふと他人の句に目を向けると、泣かされてしまうことも…


俳句って、息を「吐く」ように詠むものだって思った事があって。だとすれば、句養物語は呼吸で言えば「吸う」方なのかもしれない。「吐く」ようにして世に放たれた句は、あの物語を通じてまた何度でも「吸う」ように読み返すことができるから。



無謀な挑戦、ホントにお疲れさまでした!作中のオッサンって、実はボクがモデルなんだけど、我ながら照れくさくて堪らなかった。あの人って言わずもがな、ボクなんかより数倍賢いし、力強いし、そして数十倍優しいよね。読み進めるうちに、オッサンが物語を支える重要人物となっていくのが、恥ずかしくもあり、嬉しくもありました。もはや自分としてではなく、全く別のキャラとして、愛おしい限りの存在になっていったのです。


そうそう、どっかでちゃんと皆に言っておいてよ?ヒマラヤさんにモデルの依頼したんだよって。ボクがでしゃばったわけじゃなくてさ!



最後に。


めぐゆーくんに託された俳句たちは、見事に句養された。でも本当に句養されたのは、めぐゆーくんを通じて「詠者」から「読者」となったボクらなのかもしれない。


太郎や明美、オッサンは、それぞれ俳句に没頭するボクたちの「かけら」であり続けながら、「憧れ」の存在にもなっていけたのだから。


【完】


というわけで、最初から読み返してみる!


読後企画の返礼ショートショート!



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