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テイヨクヘリホミイ

こじょうゆうやが、宝船のような今この瞬間を表現する感性むき出しマガジンです。毎月1日に配信する『星の行方』や、2024年3月からスタートした音声配信『ゆうゆうワイワイ』などがあり… もっと読む
この地球に存在する重厚なレイヤーをみなさんと一緒にとことん堪能していけたら幸いです。
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#物語

2024年5月の星の行方

麒麟児の舞 人がぎゅうぎゅうに押し込められた電車内で、一瞬だけ窓の外の空を泳ぐものを目に…

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2024年4月の星の行方

開花師 ある時期になると、開花師と呼ばれる集団が一斉に外へ出始める。寒々しい風が吹く中、…

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2024年の星の行方

『ハトヒト』 ハトの羽には人間との絆、その歴史が克明に記されている。しかし、そのことを知…

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2023年8月の星の行方

彫星師が夜空のあちこちに星を彫りはじめた頃のおはなし 宇宙に存在する星はすべて星づくりと…

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2023年の星の行方

黎明に風が鳴く 天の川のほとりで遊ぶ星くずたちの元に、ソンブレロ教授がやって来ました。教…

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2022年12月の星の行方

『ラストダンス』 彼らを追う 残されたわずかな時間。太陽の軌道が日を追うごとに低くなって…

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2022年10月の星の行方

上の巻 『融解』 てっきりパンダだと思っていたそれが、まさか岩だったとは今でも信じられなかった。むしろ、その岩をパンダだと信じていた福満を誰もが信じられずにいた。ただ、そんな思い違いをしていたのは福満だけではなかった。みんな、そうだったのだ。 例えば結衣は、その岩を太ったネコだと思っていたし、寛至はとぐろを巻いた大蛇だと思っていた。他にも例を挙げたらキリがない。結局みんな、それを岩だとは思っていなかったのだ。しかし、ひとたびそれが岩だとわかると、自身の見間違いを棚に上げて

2022年9月の星の行方

『未来の船』 大人にならないと乗れない船がある。その船に七人の子どもが招かれた。ポコスが…

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こうちゃんの種まき(2016)

土に触れる仕事ができたら。 そんな気持ちで勤めることになったのは、障がい者と呼ばれる人た…

夜という名の街 (2011)

ランプ 夜という名の街に暮らすアニは読書が大好きで、いろいろな本を読んでは、収まらなくな…