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Dungeons & Degenerate Gamblers: ブラックジャック × ローグライク

読み方は『ダンジョンズアンドディジェネレイトギャンブラーズ』。
ダンジョンと、堕落したギャンブラー達、みたいなニュアンスだろうか。
日本語に対応しているため、安心してプレイすることができる。
※2024/08/11:  文章を少し書き直しました。

ローグライクなポーカーに続いて、今度はブラックジャック。
ただし、開発元はおそらく違うので注意されたし。

細かいルールは省かれており、ヒット(カードを引く)かスタンド(現在の場に出ているカードで勝負する)の2つのみ。
そしていつでも出せる手札、という存在がある。
手札は、ユニークチップなどで得られるアドバンテージを消費することで出すことができる。
これらすべてを利用して、21に近い数字を作る。
超えた場合は0と同様の扱いを受ける。

デッキに残っているカード、捨てたカードはいつでも見られる。
覚える必要がないのはありがたい。

アドバンテージを得られるユニークチップの種類は多岐にわたる。

初期のデッキは4つのスート(ハートやスペードなど)毎のデッキとなっている。
21を出したときにハートは回復、ダイヤならお金といったようにスート毎の特色がでる。慣れていないときはハートで回復するのもあり。

相手に勝てばカードを獲得。
カードに関しては、ただのカードではなくブラックマジシャンやら、
リザードン、クレジットカードと何でもアリ。
これらにもキチンと数字が割り振られているため、好き放題できるわけではないため、注意。

ブラックマジックで7以上のカードを消せる。
ブラックロータスさん…。

これらのカードは道中のショップなど各種イベントでも入手できる。


淡々と紹介したものの、現状面白いか ? と呼ばれると最初の方は楽しい。
が、クリアを目指したい!となると少しばかり意地悪を感じる。
以下、気になる点について。苦手な人は気を付けて。

・デッキを構築する手段が豊富ではない。
デッキを削減するためのイベントが限られており、むしろデッキに追加するイベントが多め。
削減するにも大量のチップや体力を消費する必要があるため、デッキを薄くするためには多少苦労する。
逆に妨害などでデッキを厚くするのもありではあるものの、意図したタイミングで発動ができないため、バーストする危険性もでてくる。
上手く調整するための環境がないため、基本的にシンドイ戦いが続く。

・敵の方が遊んでて面白そう。
例えば、用心棒は21を1枚と10を2枚の計3枚。
最初のヒットで21を出せれば妨害されない限り勝利し、
最初のヒットで10を出した場合は50%でバースト。

遭遇するまでにデッキを完成すれば苦労はしないが…。

例えば、ピットボスはバーストすること前提のデッキで、
21を超えた数値をダメージとして与えてきたり、
引いたタイミングでダメージを与えてくるカードが含まれている。
相手と戦わずして削るスタイルだ。

ハートでブラックジャックを出しまくってゴリ押した図。

例えば、大罪の強欲は運とお金をテーマとするデッキで、
ランダムにダメージを与える、シールドを獲得など、デメリットがない運命の輪、というカードを持つ。
これを複製できるカードを持つ。
出した際に相手のゴールドを奪い、奪うゴールドがない場合にダメージを与えるカードも持つ。

ブラックジャックって知ってます…?

相手のデッキはテーマが決まっているのだ。
こちらはそのテーマを作り上げるのに時間がかかり、相手主導の戦いを長い間続けることを余儀なくされる。

完成後にようやくデッキを回せる!と思っても、後半の相手は基本的に20や21をガンガン出してくる、こちらの数字を半減させてくる、果ては燃やしてくるため、優位に立つのは難しい。
とまぁ、面白い!と思える時間がそう長く続くことは滅多にないのだ。

・ブラックジャックとローグライクは合うのか ?
ぶっちゃけ Balatro みたいに作ったらできるんじゃね ?
どうゲームをプレイさせたいかによるものの、個人的には合うと思ってる。

例えば、21以外の数字もブラックジャックとみなす。
本編でも最高を20にしたり、22にしたりするカードはあるものの、
20 ~ 22 をブラックジャックとみなす、とかはない。

例えば、4の倍数をブラックジャックとみなす。
24でバーストをしていてもブラックジャック扱い。

目指す数字を変更する、幅を広げる、といった Balatro のような柔軟な変更を作ってみればやりたい放題できると思う。
ルール変更もカードで処理してしまう手前、世界観を気にしているのであれば、すでにユニークチップというもの自体が世界観ぶっ壊しているので、
アビリティカード、もしくはアビリティチップとして実装してしまえば良いと思ってる。

また、せっかくネタとして出しているポケモンカードなども効果を強めにしてしまえば、ブラックジャックしてない感をより引き立てられそう。
相手に売りつけてお金を得る、風刺染みた効果だが効果量が少なくて風刺にしては攻撃力が少ない。お金が足りないなら体力で払わせる程度には出血大サービスしてもらった方が風刺にパンチが効いて良いと思う。
(ゲームバランスが崩壊するからここら辺は調整大変だよね、とも思う。)

繰り返し書きますが、あくまで個人的にはこうすれば良いのでは ? と書いているだけなので、このゲームを良いと思っている人には大変ご迷惑をおかけしていますが、スルーをしていただければと思います。

あと、Balatro で出てきたカードもあるっぽいですけど…これ許可とったのだろうか…?
パロディにしては似すぎている。

左が本作、右が Balatro。

ブラックジャック、と聞くとルールが複雑そうではあるのですが、
本場じゃなければそこまで複雑ではなかったりします。
ここはひとつ。友人を見つけて普通のブラックジャックをしてみるのも一興。
もしくはチャレンジャーな方はお試しにプレイしても良し。
リリース記念セールで、2024年8月23日まで10%オフの1530円にございます。
その賭け、勝てそうですか ?
僕は勝てませんでした。
よく言われます、『常にカジノ側が勝つ』って。


配信のアーカイブはこちら。
徐々にテンションが落ちていき、最後に運命の輪を食らい続け、キレ散らかしています。
参考までにどうぞ…。
最近は MechaBREAK や 2XKOのβ、FF14のレイドに時間を取られ気味ですが、良ければのぞきに来てくれると嬉しいです。
フォローも良ければお待ちしております。


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