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【行政書士試験 FIRST STEP】1話 行政書士試験を受けようと考えている方へ

 初めまして。Stand up行政書士事務所、行政書士をやっています鈴木と申します。

 普段はnoteで私の行政書士試験における失敗をまとめた失敗記を投稿しております。話数も20話を超えましてかなりの文字数になってきております。

 そんなに失敗することなんてあるのか? と疑問に思われた方もいらっしゃいますでしょうが、簡単に私の行政書士試験受験歴を公開しておきましょう。

私の受験歴

 
 1年目 170点(不合格) 勉強時間約600時間
 2年目 176点(不合格) 勉強時間約1,200時間
 3年目 202点(合格)  勉強時間約800時間

 こんな感じでございます。本当は1年で合格してやるぞ! と意気込んでいたのですが、合格するまでに約4年かかってしまいました。

 しかし、そんな私だからこそお伝えできることもあります。

 それは誰よりも失敗してきた経験があるということ。誰よりも躓いた経験があるということです。

行政書士試験における戦略の大事さ

 あなたが行政書士試験を受験しようと決めたとき、まず最初になにをしますか?

 本屋に行って参考書を買いに行く?
 それとも資格予備校の案内を見て、どこに入るか決める?
 とりあえず行政書士試験を運営している「行政書士試験研究センター」のHPにアクセスして過去問を眺めてみるのもいいかもしれませんね。

 いずれにしても、我々が戦わなければならない敵をしっかりと見定めて、そのうえで綿密な戦略を立てなければなりません。

 参考書を買って、最初のページに並ぶ法律用語の難解さに辟易として、参考書をベッドに投げてしまったりする前に、行政書士試験で問われるものを把握しておくことが重要です。

行政書士試験で問われるもの

 行政書士試験で問われるものは大まかに分けて以下の通りです。

  • 憲法

  • 行政法(地方自治法、国家賠償法を含む)

  • 民法

  • 商法・会社法

  • 一般知識

 これらの科目が合計で60問出題されます。
 それを制限時間3時間という長丁場で全部出し切らなければなりません。

 そして、これから行政書士試験を受験したいと決意した方は、今日その日から試験日までにこれら全ての知識を頭に入れた状態になっていなければならないということです。

 正直、これには大変な労力が必要となります。

人によってスタートラインが違う

 行政書士試験は誰でも受けられる試験です。受験資格というものが存在しません。

 ですからどういうことが起こるかというと

 私のように「法律? なにそれ?」という状態で始まる人もいれば、大学でみっちり法律を勉強してきた人も受験しています。

 今回が初受験の人もいれば、既に複数回受験されている人もいます。
 その中で、合格を勝ち取るためには何をしていけばいいのか、しっかりと戦略を練る必要があるのです。

ここが重要! 法律の全体像の把握

 行政書士試験FIRST STEPで、私が皆さんにお伝えしたいことは参考書や塾の講義を聞く前に行政書士試験で扱う科目の全体像をちょっとでも把握しておこう、ということです。

 この全体像を把握する段階を飛ばしてしまうと、その条文が何のために存在するのかが理解できないまま終盤まで駆け抜けてしまうことになります。

 例えば、参考書を開いて行政法を構成する主な3つの法律。
 行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法。
 これら3つの方法は何を目的としていて、何を守るために存在しているのか。そこを理解していくのが重要です。

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