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#2/27 ピンチ!建築費爆騰…!
こんばんは!
StandOut KYOTOの宮武です!
先週に引き続き第2回の "Weekly StandOut" 書いていきます。
毎週金曜21時更新、しっかり遅れずにやっていきたいと思います笑。
今週の内容は
①10月1週目のアップデート
②コートを作りたい理由
です!
(先週の第1回の記事はこちら)
①10月1週目のアップデート
・建物の仕様検討(内装、設備)
・運営スタッフの体制検討
・ワールドマスターズゲームズ関連の調整
今週はこんな仕事をしています!
直近のハイライトは、なんといっても
設備費用が高い!!!
StandOutでは2階建てでSQコート2面+色々ついた建物を新築するので、電気・換気・空調設備をたくさん買って設置工事してもらうわけなのですが、その費用見積が……当初想定より1千万円以上高い!?!!??!
い、1千万円以上て……
そんなこと急に言われても無理なのだが……?
今年に入って、石油やら木材やら鉄鋼やら、あらゆる材料費が世界中で爆上がりしているそうです。それと、コロナ禍で物流費もすごい上がっているそうで、とにかくなんでもかんでも値上がりしているとのこと。
しょうがないので、コスト削減の方法を色々と検討し始めました。勘弁してほしい。
その他、カフェ営業やシェアキッチン業態のために厨房の設備も検討しています。こんなものや
あんなものを置いて
使い勝手の良い厨房にしたいな~と思っています。
②コートを作りたい理由
そもそもですがなぜ私達は、すごい手間やお金や時間をかけて、コートを作ろうとしているのでしょうか。
まず最初の理由は、エルスポーツ京都さんのコートが閉鎖になってしまい、ワールドマスターズゲームズの大会会場はじめ、スカッシャーの方々の活動場所が減ってしまったから、というものです。
エルスポーツさんは長年、たくさんの会員さんに利用され、毎年多くの大会に会場を提供してこられていて、間違いなく地域の中心的なクラブだったのだと思います。それが残念ながらなくなってしまい、WMG実行委員会の方々も困っていたと伺っていますので、私達の新コートが微力ながらお力添えできたら…と考えています。
そしてもう一つ、ちょっと大げさですが大事な理由は、
「日本スカッシュは、このままだと絶滅してしまうんじゃないかと思っているから」
というものです。スカッシュコート閉鎖のニュースは、スカッシュを長く続けてこられた方であればきっと、飽きるほど聞いたことがあるかと思います。
実際、日本スカッシュ協会のデータによると、全国のコート数は過去20年で半減しています。
2000年のピーク時で486面あったのが、2020年時点で243面。
このままのペースで減り続けたらだいたい10年後には150面くらいまで減ってしまう計算です。
もちろん新たにできるコートもあるのですが、1面建つ間に5面くらいなくなるので、数字の上では全く追いついていません。
残念ながらオリンピック競技に採用される可能性も、今となっては高いかどうか分かりません。そこにこのコロナ禍で、スカッシュ離れが全国的に進んでしまっているとあちこちから聞こえてきます。
正直言って、なかなか厳しい状況にあると思います。なにか外から神風が吹いてきて、状況が一気に好転する兆しもありません。
では、このままコートが減り続けていくとどうなるのか?
これは人によって様々な意見があるかと思いますが、私個人としては「地域ごとにスカッシュが文化として消滅していく」のだろうと考えています。
こちら↓は2021年4月に、ワールドマスターズゲームズの大会会場誘致のプレゼンテーションを日本スカッシュ協会様とWMG実行委員会様にさせていただいた際、スカッシュコート新築の背景として使った資料です。
以前はコートのあった地域であっても全て閉鎖されてしまい、1つもコートの残っていないエリアもすでにあるかと思います。そうすると、かつてあった大会も今はもう開催されず、スカッシュを通じた人と人のつながりもなくなってしまうケースが多いのではないでしょうか。
選手強化についても、より多くの地域でたくさんの人がプレーしている方が、レベルアップしやすいのは明らかのように感じます。ちょっと乱暴なたとえかもしれませんが、もし全国の野球場の数が1/3になってしまったとしたら、第二第三の大谷選手が登場する可能性は今よりきっとかなり下がるでしょう。
スカッシュという文化は、選手・愛好者・事業者・支援者などなど、たくさんの多様な方々によって支えられていますが、コートというのはその全ての活動のまさしく土台なんじゃないだろうか、と思います。
「今の日本スカッシュは、土台から急速に崩れているんじゃないか?このまま放置していたら10年後にはもしかしたら、もう蘇生不能でどうしようもないところまで衰退してしまうかもしれない。どうにかして新しい形態のコート、それも(細々とでもいいから)何十年と長続きしていくようなクラブを作らないといけないんじゃないだろうか?」
…というような話を堀と宮武でしていて、次第に多くの方の協力もいただけるようになり、そして、このコート新築プロジェクトが走り出すことになりました。
じゃあ、なぜコートがこんなにも減っているのか?
これから先はどうなるのか?
この現状に対して、どんなコートを作ろうと思っているのか?
それらの続きは来週以降、書きたいと思います笑
またご覧いただけますと幸いです。
それではまた来週!