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B'z/FIREBALL 「魂に火をつけろ」に込めた想い

注)どこかで読んだエピソードを基に書いているので実際にこの通りかは保証しません。読み物としてお楽しみください。

B'zのFIREBALL。1997年の曲です。

この曲は資生堂ピエヌのCMソングになっておりました。

まぁそうするとやっぱりスポンサーの意向って出てくるんですよね。

この時はキャッチコピーが「メイク魂に火をつけろ」なので、歌詞にもこのセリフを盛り込んでもらいたいというのが条件だったそうです。

しかしながらこのFIREBALL、歌詞にも「アレちょんぎられても」とか出てくるのでおそらく主人公は男性です。

男性のメイクを否定するわけではもちろんありませんが、男目線の歌詞なのに急に「メイク魂に火をつけろ」とか言われても我々はただただ「???」となるばかりです。

リスナーの気持ちとスポンサーの気持ち。どちらを優先すべきか。

普通の仕事をしててもありますよね。元請けの意向を聞かないと仕事が減るかもしれないが、明らかにユーザのニーズとは違う、みたいな。

こうした時、元請けには逆らえず言われた通りに作るという意見が多いように思います。

しかしどうでしょう。ユーザに受け入れられなかった時、結局自分たちの首を絞めてしまいます

自分たちが「誰に」「どんな価値を」提供する集団なのかを忘れてはいけないのです。

それを体現したのがFIREBALL。あくまで「魂に火をつけろ」としており、「メイク」という単語は登場しません。

リスナーに対し自分たちが良いと思える曲を提供することに集中した結果かと思います。

B'zが1988年のデビューから、2019年の今になっても多くのリスナーに受け入れられているのはこういった姿勢もあるのではないでしょうか。

とはいえ、スポンサーを完全無視するのも難しかったのか、2番のサビは「メィィィィィ」というシャウトが入ったあと「魂に火をつけろ」となっており、うっすら「メイク魂に火をつけろ」感を出しています。

CM版ではさらに顕著に。

まぁ、我を通し過ぎるのもよくないって話ですかね(←さっきと言っていることが違う)

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