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敵意帰属バイアス

日常生活でストレスを抱きやすい性格(考え方)の傾向の一つ

敵意帰属バイアス
相手にされた行為を敵意や悪意から生じたと捉える傾向のこと
図説 眠れなくなるほど面白い 社会心理学

人から注意されたときに「自分のことを心配してくれているから注意された」と感じる人と、「自分に恥をかかせようと思って注意した」と感じる人では、受けるストレスは全く異なる。

一度「この人は自分に悪意がある」と感じてしまうと、その人の言動全てが悪意に満ちていると感じてしまう。

そのストレスは、それは不満や悲しみだけに終わらず、怒り、恨みへと容易に変わっていき、攻撃性に変わっていく。

どうやって乗り越えていくか。

自分が感じてしまうとき

「自分は人の言動をつい悪く考えてしまう」と自覚することが改善への第一歩である。

注意されるのは当然なことをしてしまった。
たまたま相手が機嫌が悪かった。
そんなに怒っているわけではなく単に声が大きいだけの人。
などと冷静に考えてみるのが良い。

もちろんそう考えるようにしてもこのバイアスはなかなか簡単には消えてくれない。

しかし完全に支配されてしまうのと違い、ほんの一瞬でも自分のバイアスかもしれないと思うことが、冷静な自分を取り戻り、ストレスに感じることを減らすことができる。

世界は事実そのもので決まるのではなく、事実を自分がどう捉えるかで決まるという視点は重要である。





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